妊婦の動悸・息切れの原因と対策を時期別に解説!体験談も!

【医師監修】妊娠中は様々な原因で動悸や息切れが起きやすく、妊婦さんはお腹が大きくなればなるほど大変ですよね。妊娠中の時期別に、動悸や息切れの原因と対策を解説します。また妊婦さんで動悸を経験した方たちの体験談もご紹介します。あわせて予防法も解説するので参考にしてください。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠中の動悸とは?
  2. 妊娠中の息切れとは?
  3. 妊娠超初期や初期の妊婦に動悸や息切れが起こる原因は?
  4. 妊娠超初期や初期の動悸体験談
  5. 妊娠超初期や妊娠初期の動悸や息切れの対策
  6. 妊娠中期の妊婦に動悸や息切れが起こる原因は?
  7. 妊娠中期の動悸体験談
  8. 妊娠中期の動悸や息切れ対策
  9. 妊娠後期の妊婦に動悸や息切れが起こる原因は?
  10. 妊娠後期の動悸体験談
  11. 妊娠後期の動悸や息切れ対策
  12. 妊娠中の動悸や息切れの予防法は?
  13. 妊娠中に動悸や息切れが起きたら無理しないで

安定期に入っても動悸や息切れ、頭痛に悩まされる人はいます。つらいときは無理をせず、周囲の理解とサポートを得ながら休息をとるなどし、毎日を過ごしてみてください。

妊娠中期の動悸や息切れ対策

妊娠中期は安定期とは言え、動悸や息切れが起こらないとも限りません。対策法は頭に入れておきましょう。妊娠中期に動悸や息切れの症状を感じたときの対策をご紹介します。

ゆっくりと深呼吸しよう

心臓がドキドキして動悸を感じたら、ゆっくりと深く深呼吸をしてみましょう。酸素をしっかり取り込むことで息切れも落ち着き、精神的にも安定を取り戻せます。深呼吸なら、どんなシチュエーションでも簡単にできる対策法ですね。

人混みの中で動悸が起きたときは、なるべく安全な場所に避難してイスに座ったり、電車内であればその場にしゃがみ込んだりするなどして安静にしてください。無理に立ち上がって転倒などしては危険です。

妊婦の運動は無理のない範囲で

妊娠中期の安定期になると体調も安定して、ついたくさん動きたくなってしまいます。妊婦であることを忘れずに、無理のない範囲で体を動かすようにしましょう。疲れを感じたり動悸が起きたりしたら、しっかりと休憩をとり息を整えてください。

安定期は流産のリスクもだいぶ低くなってくる時期です。しかし無理をし続けると切迫流産にもなりかねないので、注意してくださいね。

カズヤ先生

産婦人科医

妊娠中は循環血漿量といって、体内の血液量が増加します。これは分娩時の出血に対応するためでもあります。 ピーク時には循環血漿量は非妊娠時の約1.5倍にもなります。 このため、心臓への負担が増しますので、激しい運動などで心臓に負荷を与えないよう気を付けましょう。

妊娠後期の妊婦に動悸や息切れが起こる原因は?

妊娠後期になると動悸が激しくなったり、息切れや頭痛の症状を感じたりする妊婦さんは多くなるようです。妊娠後期に起きる動悸や息切れの原因を解説します。

カズヤ先生

産婦人科医

妊娠中は特に後期になれば、子宮が大きくなるにつれて胸腔という心臓や肺がある領域が圧迫されてきます。 ですので、どうしても呼吸が浅くなりがちです。

(妊娠後期については以下の記事も参考にしてみてください)

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