胎動が痛い!妊娠後期に激しいと破水もある?赤ちゃんの影響は?

【医師監修】赤ちゃんがお腹で元気に育っていることがわかる胎動。幸せを感じる胎動ですが、赤ちゃんの動きが次第に強くなって「痛い」と声が出てしまうことありませんか?痛いほどの胎動はいつまで続くのか、こんなに動いて赤ちゃんは大丈夫なのか心配になるママに原因や対処法を紹介します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 胎動が痛いときに起こる症状
  2. 胎動が痛いと感じる原因はなに?
  3. 胎動が激しいと破水の危険が?
  4. 痛い胎動はお腹の赤ちゃんに影響があるの?
  5. 胎動の強さで性別の違いはあるの?
  6. 痛い胎動の対処法
  7. 痛い胎動は赤ちゃんが生まれるまで

変なところが痛い!もしかして逆子?

出典:https://www.pinterest.jp/pin/2111131061208974/

子宮の中でクルクルと動き回っている赤ちゃんは9ヶ月から臨月に入ると成長とともに頭が重くなってくるので、自然と下向きになります(※2)。しかし動いているうちにいつからか元に戻れなくなると逆になってしまうでしょう。

胎動の感じ方も逆子の特徴があります。膀胱や肛門あたりの下腹部を押されたり、おへその下やわき腹、足の付け根近くを中心に動きを感じたり、立ち上がった時に恥骨に痛みを感じる場合は逆子かもしれません。

(激しい胎動については以下の記事も参考にしてみてください)

胎動が激しい時の対処法は?男の子・女の子、性格もわかる?
臨月の胎動が激しくなったら?痛いと問題?先輩ママに聞いた感じ方

胎動の強さで性別の違いはあるの?

赤ちゃんが男の子なら胎動が強く、女の子なら弱いという性別の違いを聞いたことありますか?性別により胎動の位置が違う、胎動をいつから感じるかによって性別が分かる、胎動の間隔が短いと男の子という話もあるようですが、全て医学的根拠はありません。

女の子でも胎動が強かったり、男の子でもおとなしめで同じ兄弟でも上の子は激しかったのに下の子は控え目だったという感じ方の違いもあります。胎動の激しさに性別の違いは関係ないようです。

痛い胎動の対処法

妊娠20週頃から感じるようになった胎動が、ママの生活に支障をきたすほどの痛みを伴うと辛いですね。生まれてくるまでもうすぐですから、上手に痛い胎動とお付き合いするようにしましょう。

カズヤ先生

産婦人科医 

胎動で軽い痛みであれば問題ないですが、そこに子宮収縮も伴い切迫早産の可能性が出てくると危険です。規則的な腹痛あるいは腹部緊満感があれば、はやめにかかりつけ産婦人科医を受診しましょう。

痛い時こそ赤ちゃんに話しかける

赤ちゃんの耳は妊娠20週頃から少しずつ音がわかるようになり、9ヶ月には機能も発達してきます。いつも聞こえるママの声は安心する音です。そのママの声で優しく話しかけたり、子守唄を歌ってあげると激しく動く事をやめて聞こうとするでしょう。

また赤ちゃんが蹴ってきた所をポンと叩き返すとそこを蹴ってくることがあります。これを利用して痛くない所に誘導することもできるでしょう。性別が分かっているのであれば、愛称を呼ぶなどして赤ちゃんとコミュニケーションをとってみると痛みが和らいで気ますよ。

寝るときに音楽をかけリラックス

痛い胎動が始まったのはいつからでしょうか。毎日続く激しい胎動は嬉しい反面、ストレスになることもありますよね。臨月に入るとママの体も重くなり、動きすぎると疲れも出てきます。

そんな時はゆったりとした音楽を聴くのがオススメです。赤ちゃんも耳を傾けておとなしくなることもあります。クラシックやオルゴールメドレーなど、気分が落ち着く曲を赤ちゃんと一緒に聴きましょう。

胎動が激しい赤ちゃんに負けずにママが動いてみて