妊婦が甘酒を飲んでも大丈夫？酒粕や米麹には良い効果がある！？

食物繊維やオリゴ糖、乳酸菌などの働きによって腸内環境を整え、便秘を解消しく麹甘酒。飲めばすぐ効く薬剤とは異なり、徐々にその効果を発揮します。口コミなどを見ると飲み始めて3日目くらいから便秘解消効果を実感できる人が多いようです。

また麹甘酒のリラックス効果を期待するのなら、寝る前に飲むこともおすすめ。寝るということは昼間活躍していた交感神経の作用が弱まり、副交感神経の働きが優位になるということです。麹甘酒に含まれているGABAは副交感神経の働きを高めるため、やすらかな睡眠へといざなってくれることが期待されます。

妊婦さんに冷えは大敵。でも大丈夫。麹甘酒が体を優しく温めてくれます。さらにその効果を高めるのが生姜です。生姜には血行を促進したり体を温めるショウガオールなどの成分が含まれています。麹甘酒＋すりおろした生姜は、体を温める最強の組み合わせ。しかも味覚的にもおいしいので、ぜひおすすめしたい飲み方です。

まずはスーパーやコンビニなどで麹甘酒を購入して、自分の口に合うかどうかを試してみてください。もし気に入ったのなら、自分で手作りしてみるのもおすすめです。材料さえそろえば、意外と簡単に作れますよ。

栄養豊富ということから甘酒は今ちょっとしたブームになっていて、スーパーやコンビニにはさまざまな種類の甘酒が置かれています。米麹を使った昔ながらの製法による麹甘酒にもたくさんの種類があり、酒造メーカーなどがこだわりをもって作っているものも少なくありません。味比べをするのも甘酒を楽しむ一つの方法でしょう。

酒粕を原料としたアルコールを含んだ甘酒も売られています。アルコール分1％未満の場合は「ソフトドリンク」に分類されているので、購入の際はアルコールが含まれていないかどうかを必ずチェックしましょう。「飲んじゃったけど、大丈夫？」とならないよう注意してくださいね。

実は麹甘酒は、多少時間はかかるものの自分で簡単に作ることができます。道具は炊飯器と温度計。材料は、米麹、ご飯（冷や飯でもOK）、水、たったこれだけです。材料は乾燥麹200g、ご飯1合、水500cc。

①水を沸騰させて60度程度に冷ます（高温だと酵素がうまく働かない）
②米麹とご飯を炊飯器に入れ、60度程度に冷ましたお湯を注ぐ
③炊飯器を「保温」モードにして蓋を閉じずに温度をキープ
④ほこりが入らないようにするため布きんなどで覆う
⑤50～60度を保つよう注意して、時々かき混ぜる

6時間から8時間すると、発酵が進んで甘酒が出来上がりです。

米麹には乾燥させたもの、生のものなどタイプが異なるものがあります。購入した米麹に「甘酒の作り方」が添付されていたら、それを実践してみると上手くいくでしょう。レシピサイトなどを見て、あなたがおいしいと思える麹甘酒を作るのも楽しいですね。自作した麹甘酒なら「飲んじゃったけどアルコールは大丈夫？」と不安に感じることもありません。

「酒」という文字が入っているので、妊婦さんが「飲んじゃった」「大丈夫」と心配するのも当然ですが、米麹を使った昔ながらの製法で作られた麹甘酒にはアルコールが含まれていません。安心して飲める健康飲料です。麹甘酒は、妊娠中に飲むと滋養強壮や便秘解消などに効果が期待できます。でもそれだけではありません。出産後も、飲んでほしい飲み物なのです。

出産後のママは子育てに奔走することになります。そんな時手軽に栄養補給できるのが麹甘酒です。腸内環境を整えるので便秘解消だけでなく美肌を維持する効果も期待できます。自分のことに時間を取りにくいママにとってうれしい効果ですよね。ビタミンBなどの作用で疲労回復効果があるので、授乳などで疲れた体を回復させるのにももってこいの飲み物なのですよ。