【医師監修】妊娠13週の妊婦・胎児の状態は?症状と注意点!流産の確率は?体験談も!

妊娠13週はひとつの大きな壁を越えた時期になります。しかし、まだまだ不安定な時期で、つわりが続き体調を崩している妊婦さんも多くいます。今回はそんな妊娠13週の妊婦さんと胎児の状態を見ていきましょう。症状や注意点を体験談と一緒にご紹介します。

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Contents
目次
  1. 妊娠13週の妊婦さんの状態は?
  2. 妊娠12週の壁を越えて一安心
  3. 妊娠13週はつわりが治まってくる妊婦さんも
  4. 妊娠13週につわりが続く妊婦さんも心配しないで
  5. 妊娠13週のお腹の中の胎児の状態は?
  6. 妊娠13週目で胎動は感じる?
  7. 妊娠13週の妊婦さんに出やすい症状
  8. 妊娠13週の妊婦さんの注意点!
  9. 妊娠13週の流産の確率は?
  10. 妊娠13週に体温が下がっても大丈夫?
  11. 赤ちゃんの力を信じよう

妊娠13週の流産の確率は?

先にもご紹介しましたが、妊娠12週を過ぎると流産する確率がグッと下がり、妊婦さんはひと安心することでしょう。まだ胎動を感じられることがない時期になりますので、赤ちゃんが元気に過ごせているのかと心配になるかもしれません。この頃は常に腹痛やお腹の張りがないかなど、身体の変化に注意しておくことが大切です。

妊娠13週の流産の確率は約6~9%

全体の妊娠中の流産の確率は約15%と言われ、その中でも妊娠12週未満に起こる流産の確率は約80%とも言われます。妊娠13週目以降になると、流産の確率は約6~9%ほどとなり流産してしまう確率は大幅に下がります。

流産の確率が下がったとはいえ、約6~9%の確率でこの時期に流産が起きてしまうのが現状です。

女性

30代後半

第二子を後期流産しました。初めのころから絨毛膜下血腫があると言われ安静を余儀なくされていましたが、12週に入ってから大量の出血を繰り返すようになりました。13週2日で出血の中に血の塊がで見られ、お腹の張り、腹痛とともに子宮収縮も強まり、胎児が外へ出てきてしまいました。ものすごく悲しくて、しばらくは心が癒えそうにありません。

安静処置をしていたにもかかわらず、流産という残念な結果となってしまったようです。腹痛やお腹の張り、出血などの流産の兆候が表れていたようです。

女性

30代前半

妊娠13週に入ってから、胎児の心拍が停止してしまいました。つわりは軽減しているものの、まだ続いています。流産の兆候と言われているお腹の張りや腹痛などは感じませんでした。胎児の大きさは11週の半ばほどの大きさで、医師によるとそのころに心拍が停止したものと考えられるとのことでした。1週間後に流産処置をすることになりました。

お腹の中で知らない間に心拍が停止してしまうこともあります。このようなケースでは、つわりも流産後にも続き、お腹の張りや腹痛も感じられないため、病院でのエコーで確認するほかありません。

妊娠13週からは「後期流産」に

妊娠週数によって流産の種類が分けられます。妊娠12週までの流産は「早期流産」と言われますが、妊娠13週からは「後期流産」に分類されます。後期流産では、死産届が必要になるのも初期流産とは異なる点です。妊娠22週を過ぎると「早産」として早く生まれた胎児を救うための処置が行われます。まだまだ妊娠13週は赤ちゃんが出てくるには早すぎる時期になりますので、体調には十分注意が必要です。

後期流産の主な原因としては、母体側にあることが多いと言われています。子宮奇形や子宮頸管無力症、感染症、ストレスや激しい運動などが挙げられます。流産を避けられない原因も多いですが、妊婦さんが工夫して予防できることもあります。ストレスを溜めないようにしたり、陰部を清潔にして感染症を防いだり、お腹に負担がかかるようなことをすることは避けるようにしましょう。

流産の兆候は?

流産になってしまうと助けてもらうことはできませんが、切迫流産であればまだ胎児を救う余地は残されています。妊娠13週のころの流産の兆候としては、生理ほどの出血があったり、お腹の張りを感じたり、お腹に激しい腹痛を感じたりしたりします。

胎児が成長し子宮が広がる際にチクチクとした腹痛が感じられることがありますが、流産の時の腹痛はかなりの痛みを伴います。また、お腹の張りが起こるときは、身体が疲れている時に感じることが多いです。お腹の張りを感じることがあったらしばらく休むようにして、それでもなおお腹の張りが続くようであれば病院に連絡して指示を仰ぎましょう。

おりものを頻繁にチェックしたり、お腹の様子を感じたりして兆候を見逃さないようにしましょう。

少しでもおかしいな?と思ったらすぐに産科に連絡を

今までの身体の状態とは違う変化があった場合には、すぐに病院へ連絡しましょう。変化に早く気づくことにより、事態を悪化させないことに繋がったり、命が助かることもあります。特に、出血があったり、お腹の張りを感じたり、激しい腹痛があったりした場合は、すぐに病院へ相談しましょう。

妊娠13週に体温が下がっても大丈夫?