妊婦は胃薬を飲んでもいい?妊娠中の胃痛に市販薬は?処方薬が安全?
【医師監修】妊娠中のさまざまな不快症状に悩まされる妊婦は多いと思います。その中でも特に、お腹が大きくなる妊娠後期は日々胃痛に悩むことも。なぜ胃薬が必要なほど胃が痛むのか、妊娠中は胃薬を飲んでもよいのか、妊婦が飲む薬について胎児への影響などを解説します。
第1類医薬品よりは副作用などのリスクが下がります。代表的なものに以下のようなものです。
●胃薬に太田胃散(分包)
●キャベジンコーワα
●第一三共胃腸薬
胎児への影響がない成分を使っているので、妊娠中でも飲めるものがあります。しかし自己判断せず、必ず服用にはかかりつけの医師や薬剤師へ相談してください。
増田陽子
内科医/救急医
妊婦さんで、持病を持っている方は、この胃薬も体に負担がかかる場合があります。なので、出来るだけ担当の医師に相談しましょう。
第3類医薬品
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— お薬いいね (@okusuriiine) October 23, 2017
第1類、第2類医薬品に比べると副作用などのリスクが下がります。この分類にあてはまるのは以下のようなものです。
●ビオフェルミン健胃消化薬錠
●タナベ胃腸薬ウルソ
ビオフェルミン健胃消化薬錠は生薬が使われ弱った胃の機能をたかめる効果があります。大正製薬のホームページの中に妊娠中でも問題はなく、用法と用量を守って医師へ相談するようにとのことです。
医薬部外品
医薬部外品は市販薬の中でもいちばん副作用などのリスクが低いです。代表的なものに以下のようなものがあります。
●エビオス錠
●強力わかもと
エビオス錠は天然のビール酵母をつかって弱った胃を元気に回復させます。こちらも服用の前には妊娠中であることを薬剤師へ伝えたり、かかりつけの産科医へ相談したりしましょう。
漢方は安全?飲める?
大黄の妊婦や授乳婦への投与は注意が必要です。漢方的には、妊婦への大黄の投与は禁忌です。
— 漢方ノート (@syoyaku_houzai) October 18, 2017
漢方だから安全というわけではなく、漢方も薬です。漢方の種類によって、妊娠中でも飲めたり飲めなかったりするものがあります。漢方薬について素人では判断できないので、必ずかかりつけ産科医や薬剤師へ相談しましょう。(※3)
妊娠中に胃薬を飲むなら自己判断はNG
妊娠中は薬を飲むのに慎重になりますよね。薬の成分によっては妊娠時期も関係なく、安心して飲めるものもあります。妊娠の経過は人それぞれです。胃薬を飲んでも妊婦と胎児ともに安全に過ごせるのか、自己判断はとても難しいと思います。(※4)
処方薬でも安全に飲めて胃の痛みを軽減することができたなら、日々の生活がずいぶんと楽になります。ひとりで悩まずに必ずかかりつけの医師や薬剤師へ相談しましょう。
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