愛媛の方言＆かわいい伊予弁一覧！【動画】で地元民の発言集も！語尾が特徴的？

「○○にきさいや」というのは「○○に来てね」という愛媛の方言です。愛媛県民から家への招待をされるときは「うちにきさいや」と誘われたり、愛媛県から他県へ帰るときは「またきさいや」と声をかけられたりした経験がある方もいるのではないでしょうか？

愛媛の方言では、物が壊れることを「いたむ」と言います。愛媛県民は何かが壊れてしまった際には「いたんでしもた」と落胆するのです。また、地方によっては食べ物が腐ることを「いたむ」と言うこともありますよ。例としては「この野菜は腐っているね」だと「この野菜いたんどるねえ」というように使います。

愛媛の方言では、行く途中のことを「行きし」と呼びます。「行きしに○○しよわい」というのは「行く途中で○○していくね」という意味なのです。そして予想が付いた方も多いでしょうが、愛媛の方言での「帰る途中で」は「帰りし」という言い方になります。

伊予弁に触れたことがない方は「あらやけしよわい」と言われても「何が焼けるの？」と首をかしげてしまうのではないでしょうか？「あらやけ」とは「食器洗い」のことを指しています。つまり「あらやけしよわい」とは「食器を洗うね」という意味なのです。

「○○しといでね」というのは「○○してきてね」という意味合いの愛媛の方言です。頼み事などをする際に使うことが多く、例としては「ついでに買い物しといでね」といった形になります。愛媛の方言に詳しくないと、文の区切りを誤りやすく「といで」を「研いで」というニュアンスで捉えてしまいがちなので注意が必要です。

「○○すらいね」というのは「○○するだろうね」と予想をするニュアンスで使われる愛媛の方言になります。例としては「それは苦労するだろうね」を「そら苦労すらいね」といった形で使います。文末の「いね」を「稲のこと？」と勘違いしないようお気を付けくださいね。

愛媛の方言では「届かないね」のことを「とわんねえ」と言います。愛媛県出身者が「とわん、とわん」と言いながら手を伸ばして物を取ろうとするところを見たことがある方もいるのではないでしょうか？「とわん」と言って悩んでいる愛媛県出身者がいたら、手が届かず困っている証拠なのでぜひ助けてあげてください。

「○○ばかりだね」を伊予弁では「○○ぎりじゃね」と表現します。「ぎり」は「ばかり」と同義で使用しています。また「じゃね」は「だね」と肯定するニュアンスで使い、標準語で「○○じゃね？」と疑問形で使っているケースとは意味合いが全く違うので注意しましょう。

「はよしいよ」とは、愛媛の方言で「早くしてね」という意味になります。愛媛県民は急いでほしいときには「はよしいよ」と言って相手を急かします。愛媛県出身者に「はよしいよ」と言われたら、急いで行動してあげてくださいね。