東京の方言って?ある?ない?東京弁&下町方言一覧!語尾が特徴的?

「いやいや、東京に方言なんて無いでしょ」とお考えのアナタ!実は東京の方言は、東京弁と言って、下町などでよく使われており、標準語とは違うものなんです。この記事では東京弁と標準語の違いや、よく使われている東京の方言を紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 東京にも方言があった?
  2. 東京の方言・下町方言の種類一覧
  3. 東京の方言・東京弁の特徴3つ
  4. 東京の方言・東京弁と標準語の違い〈イントネーション〉
  5. 東京の方言・東京弁と標準語の違い〈語尾〉
  6. 標準語と間違える東京弁・下町方言7つ
  7. かわいい東京の方言・東京弁4つ
  8. 東京出身者が地方出身者に通じなかった方言3つ
  9. 意外と東京方言はたくさんあった

東京弁では、言葉の最初に「おっ」をつけることが多いです。例えば「落っことす」「追っかける」「おっぱじめる」などです。こちらは下町の訛りから派生して、今や絵本などでも使われるほどに少し茶目っ気とリズム感のある表現の一つのように使用される場合が多いです。

イントネーションは、アクセントを「お」に置いて使用します。少し表現が大げさな印象になるので、例えば「おっかない」という言葉も、普通に「怖い」というよりその場の臨場感が伝わってくるような気さえします。上記で例にあげた「落っこちる」も、不意に落ちてしまってびっくりする様子が表現されているように聞こえます。

標準語と間違える東京弁・下町方言その4:~づらい

こちらは語尾に「〜づらい」をつけて、物事がスムーズに行かない様を言います。この使い方は、「やりづらい」「書きづらい」「食べづらい」などです。日常的に使用しますよね?しかし、標準語では「やりにくい」「書きにくい」と言うのが正しいです。

書き方としては、「づらい」が正しく、「ずらい」と表記することはないので、間違えないように注意が必要です。「づらい」は、「辛い」からきているので、「にくい」より状況が困難な印象を受けます。

標準語と間違える東京弁・下町方言その5:かたじけない

かたじけないという言葉も、特に普段使う訳ではないのですが、標準語か東京弁かと聞かれたらおそらく多くの人が解答に迷う言葉だと思います。若い世代ではむしろ使い方がわからない人もいるかもしれないのですが、「有難い、畏れ(おそれ)多い」という意味で使います。

こちらも昭和下町情緒溢れる表現、むしろもっと遡ってお侍さんや武士が時代劇で使っているイメージですよね。ありがとうと言われた時と同じように、返事としては「どういたしまして」が正しいです。日本では平安時代から古く使われていたと言われています。

標準語と間違える東京弁・下町方言その6:「っ」を入れる

その3でご紹介した「おっ」に引き続きですが、そのほかの言葉でも「っ」が入ってリズムがよくなる、そして普段から使用している東京弁、東京独特の訛りがあります。使い方の例としては、「くっつく」「ちっちゃい」「ありったけ」のように、イントネーションも単語の最初の文字にアクセントを置いて非常にリズム感がよいのが特徴です。

リズム感がよくキャッチーな言葉が多いので、標準語ではないのですが歌の歌詞にも使用される場合が多いです。「っ」を入れることで、言葉がかわいくて親しみのある響きに変化し、より愛着を持った表現になります。

標準語と間違える東京弁・下町方言その7:しゃしゃる

意味としては「出しゃばる」「目立つ」といった意味で、「しゃしゃり出る」の略語俗語ですが東京が発症と言われています。調子に乗っている人を皮肉を込めてしゃしゃっていると表現しますが、こちらも意味がなんとなく通うじてしまうので標準語のようですが実は東京を中心に使われています。

昭和から若者を中心に使い始められた言葉と言われています。使用されるシーンも学生時代のコミュニティの中で使用する場合が多く、今は使わなくなったが学生時代に使っていたという方も多いのではないでしょうか。

かわいい東京の方言・東京弁4つ

東京の方言で女の子が使うとかわいいものをご紹介します。かわいい語尾や、かわいいイントネーションなど地方の方言ではかわいい訛りがたくさんありますよね。東京の方言にも同じようにかわいい訛りがあるので、ぜひ使い方マスターしてみてください!

かわいい東京の方言・東京弁その1:お天道様

お天道様(おてんとさま)とは太陽のことです。太陽を神格化した呼び方の一つで、慈しみや親しみを込めてこう呼ぶのですが、こちらも東京の方言と言われています。「お天道様はみている」という言葉が有名ですが、誰もが知っているけれどなかなか普段から使用することは少ないですよね?

ふとした瞬間にお天道様と言うとかわいい印象だけでなく、どこなくノスタルジックで懐かしい気持ちにもさせてくれます。