つわりで入院…目安は?期間や費用は?保険は適用される?体験談あり

【医師監修】妊娠初期に多くの妊婦さんが経験するつわり。つわりがひどくなると、入院が必要になることもあります。つわりによる入院の目安や、どんな治療をするかなど気になりますよね。他にも「費用は?」「保険は使える?」などつわりによる入院について説明します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠初期のつわりはつらいもの
  2. 妊娠悪阻って?つわりとの違いは?
  3. つわりによる入院!その目安は?
  4. つわりによる入院の期間は?
  5. つわりによる入院の費用は?保険は適用される?
  6. つわりによる入院ではどのような治療をするの?
  7. つわりによる入院をした方々の体験談
  8. つわりによる入院は甘えではない
つわりがひどい…!楽になる方法10選!入院が必要な場合も?体験談あり

つわりによる入院の期間は?

つわりで入院となった場合、病院で必要な処置が受けられるので安心しますね。一方で「いつまで入院が続くの?」と不安を感じる方は少なくないでしょう。特に上のお子さんがいる場合や、働いている方は「家族や職場に迷惑をかけるかも…」という心配もきっとありますよね。つわりによる入院の期間はどれくらいなのでしょうか。

入院が必要な期間は病状により変わる

つわりによる入院の期間は、数日~1週間程度の方もいれば数ヵ月だったという方まで様々です。減少した体重が戻ったり、食事や水分をとれるようになれば退院ということが多いようです。しかし、退院後再び食事がとれなくなることもあるでしょう。その場合は、病院への再入院を指示されることもあります。

カズヤ先生

産婦人科医

基本は、水分すら満足に取れない、と言う状態になれば重症妊娠悪阻という診断のもとで入院加療を勧められることが多いです。 食事だけならまだしも、水分が取れない状態になると体が脱水を起こすので、そうなると非常に危険な状態になります。 重症妊娠悪阻になれば入院し、しっかり点滴で栄養、特に水分を補給していくことになります。

つわりによる入院の費用は?保険は適用される?

妊娠は、出産も健診も自費であることがほとんどです。では、つわりで入院となった場合も保険が使えず、全額自費負担なのでしょうか。不安に感じる方もいますよね。つわりによる入院では、費用はどれくらいかかるのでしょうか?病院によって費用の差はあるのでしょうか?妊娠悪阻で入院した場合の費用についてご説明します。

つわりによる入院の費用・保険の適用は?【入院にかかる費用は病院による】

入院にかかる費用は、治療内容や入院期間によって違ってきます。そのため一概に「いくらかかる」と言うのは難しいところです。治療費のほかにも「個室代」「差額ベッド代」など、病院によって差の出る費用もあるので注意が必要です。詳しい費用については、かかりつけの病院に確認しておくと安心ですね。

つわりによる入院の費用・保険の適用は?【入院には保険診療が適用される】

つわりによる入院は、通常の体調不良と同じように健康保険の適用となります。治療にかかった費用が高額となった場合は「高額療養費制度」を利用しましょう。「高額療養費制度」は、上限額を超えた分の費用が支給される制度です。高額療養費の上限は年齢や収入によって変わるので、加入している健康保険に問い合わせをしましょう。

つわりによる入院の費用・保険の適用は?【医療保険も忘れず確認を】

女性特有の疾患を補償してくれる医療保険などは、妊娠にまつわるトラブルもカバーしてくれる場合が多いです。妊娠中は加入できない保険もありますので、妊娠前や出産前までに自分の加入している保険の再確認は必ずしておきましょう。また、遡って請求できる期間なども定められているので、その期間も確認しておくと安心です。

医療保険の給付を申請するには、病院での書類が必要な場合がほとんどです。もし、入院が決まった時には、病院の事務の方にも医療保険を申請したい旨を相談するとスムーズでしょう。

実際に保険を使うことができた方の声です。妊娠、出産は予期せぬトラブルが起こることもあります。いざという時困らないために、自分の入っている保険を見直しておくと安心ですね。費用面での心配がなくなれば、治療に専念しやすくなるでしょう。

つわりによる入院ではどのような治療をするの?