つわりで入院…目安は?期間や費用は?保険は適用される?体験談あり
【医師監修】妊娠初期に多くの妊婦さんが経験するつわり。つわりがひどくなると、入院が必要になることもあります。つわりによる入院の目安や、どんな治療をするかなど気になりますよね。他にも「費用は?」「保険は使える?」などつわりによる入院について説明します。
つわりが重症化し妊娠悪阻で入院が決まった場合、病院ではどのような治療を受けるのでしょうか。服薬や点滴による治療はあるのでしょうか。妊娠悪阻による入院で行われる治療を説明します。
つわりによる入院での治療は?【食事療法】
つわりでほとんど食事ができず入院する妊婦さんも多いでしょう。病院ではきめ細やかな食事療法が行われます(※2)。少量の固形物が含まれる食事を小分けにして摂取したり、水分補給をすすめたり。食事は脂っぽいものや刺激の強いものを避けて調理され、体調の改善を図ります。
場合によっては、数日間絶食期間を設けて体を休めることもあるでしょう。栄養面は病院でしっかり管理、計算されているので安心して過ごせます。
つわりによる入院での治療は?【精神療法】

激しいつわりは妊娠初期に多く、妊娠そのものへの不安が大きいと悪化する傾向にあります。不安を取り除き、気持ちを安定させることも大切な治療です。病院内でカウンセリングを行い、妊婦さんの不安をできるだけ解消し、心の安定が保てるように促します。必要があれば、精神科医のカウンセリングもあるようです。
つわりで入院になってしまうと「自分の甘えだ」と自分自身を責めてしまう方もいます。そんな妊婦さんの気持ちを軽くするためにも、精神療法はとても大切です。
つわりによる入院での治療は?【点滴療法】
つわりで食事や水分補給がままならない場合、点滴を行うことがあります。体が脱水状態におちいっていることが多いからで、入院するとまず点滴、という病院がほとんどではないでしょうか。
点滴で水分が補われ、電解質のバランスが改善されると体が楽になります。昼夜問わず点滴をし続けることもありますが、状態が改善すれば点滴の量も減るので、安心してくださいね。
カズヤ先生
産婦人科医
つわりで一番必要な治療は体内の水分補給です。 人間は食事は取れなくなったとしても、水分さえ適切に取れていれば、体の健康状態は保たれます。 1日、持続点滴でしっかり水分とビタミンなどの補給をすることで、つわりは次第に改善していきます。
(つわりによる入院の点滴については以下の記事も参考にしてみてください)
つわりによる入院での治療は?【吐き気止めによる治療】
点滴によって脱水状態を抜け出しても、なお吐き気が続く場合もあるでしょう。合併症を防ぐために、吐き気止めの薬や点滴、漢方が処方されることがあります。とはいえ、妊娠初期は赤ちゃんが薬の影響を受けやすい時期です。薬の処方は慎重に行われます。自己判断で薬を使ったり、勝手にやめたりすることは避けましょう。
つわりによる入院での治療は?【人工妊娠中絶】

入院して治療しても妊娠悪阻が良くならない時、最終的に人工妊娠中絶となる場合があります(※3)。これは妊娠悪阻が悪化し続け、妊婦さんの命に危険があると判断された場合の治療です。ひどい妊娠悪阻も入院して治療すれば、多くの妊婦さんは回復します。人工妊娠中絶という方法が選ばれることはごく稀です。心配しすぎないでくださいね。
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