つわりで入院…目安は?期間や費用は?保険は適用される?体験談あり

【医師監修】妊娠初期に多くの妊婦さんが経験するつわり。つわりがひどくなると、入院が必要になることもあります。つわりによる入院の目安や、どんな治療をするかなど気になりますよね。他にも「費用は?」「保険は使える?」などつわりによる入院について説明します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠初期のつわりはつらいもの
  2. 妊娠悪阻って?つわりとの違いは?
  3. つわりによる入院!その目安は?
  4. つわりによる入院の期間は?
  5. つわりによる入院の費用は?保険は適用される?
  6. つわりによる入院ではどのような治療をするの?
  7. つわりによる入院をした方々の体験談
  8. つわりによる入院は甘えではない

つわりによる入院をした方々の体験談

つわりが重症化した結果、入院することになったというケースは決して珍しくありません。つわりによって妊娠中、入院が必要となった妊婦さん達の体験談を集めました。

つわりによる入院をした方々の体験談【働きながらの妊娠・入院だった方】

AKANBO読者

30代

妊娠が発覚した時私はバリバリのキャリアウーマン。周りへ知らせるのは安定期に入って…と思っていたのに6週目ごろからつわりで猛烈な吐き気。点滴に通ったものの、出勤も難しくなり結果的に入院。入院中もノートPCを持ち込んで点滴しながら仕事した私って偉いと思う。

仕事を抱えている妊婦さんは、体験談のように入院中もゆっくり休めないようですね。つわりによる体調不良は、周囲の方の理解と協力が不可欠。働く女性なら尚更です。周りとしっかり連携をとって乗り越えたいですね。

つわりによる入院をした方々の体験談【入院中旦那様に救われた方】

AKANBO読者

20代

5週目で妊娠がわかった途端つわりが酷くなって激やせ、入院。夫は毎朝毎晩仕事の行き来の合間に逢いにきてくれて嬉しかった!「代わってやれなくてごめんな」なんて言ってくれて、不安だらけだったけど「この人と二人で乗り越えよう」って思えた入院生活でした。

妊娠・出産は女性しかできないことです。男性は何もできないかと言うと、そうではありません。妊娠は喜びだけでなく心配もつきまといますが、一緒に支えてくれる人がいるだけで、大きな励ましとなります。体験談の妊婦さんのように心の底から甘えられる、心を許せる存在があると気持ちに余裕が生まれますね。

つわりによる入院をした方々の体験談【二人目妊娠の妊娠悪阻で入院された方】

AKANBO専属ライター

30代

上の子が3歳の時に2人目を妊娠。上の子の時はほぼなかったつわりが、2人目はひどくて入院決定。身近に頼れる人もいなくて、子どもは近所の保育園に一時預かり。夫が早めに帰れるよう職場に相談してなんとか乗り越えた感じ。一時保育先も一人で探してくれた夫には感謝しかない。

すでに子供がいる場合、入院中の預け先や食事などのお世話が一番の悩みどころ。旦那さんが対応できれば問題ありませんが、そう簡単にはいかないかもしれませんね。もしもの時に頼ることのできるサービスや一時預かりなど、事前に調べておきましょう。入院の場合も考えて、妊娠したら登録まで済ませておくと安心です。

つわりによる入院をした方々の体験談【先の見えない不安でいっぱいだった方】

先輩ママ

30代

ひどいつわりで病院に行ったらその場で入院が決定!おなかの赤ちゃんが第一なのはわかってたけど「家は大丈夫かな」とか「職場に迷惑かけるな」とか色々考えちゃって…。入院は安心より不安のほうが大きかったな。

赤ちゃんを守りたいのはみんな同じ気持ちでしょう。でもいざ入院となると「期間はいつまでなんだろう」「迷惑をかけるかもしれない」という思いで、安らげない方も多いようですね。妊娠中の体調の変化は予測できません。そのため、周囲の方の理解と協力が必要不可欠です。甘えられる状況であれば、周囲に甘えましょう。赤ちゃんのことを第一に考えてくださいね。

つわりによる入院は甘えではない

つわりは多くの妊婦さんが経験しています。多くの女性が経験しているがゆえに、自分の時と比較して「つわりは甘えだ」「妊娠は病気じゃない」と心ない発言をする人もいるかもしれません。妊娠も出産も人それぞれで、人と比べるものではないのです。「あの人のほうが辛そうだ」「私は軽いから甘えちゃいけない」つわりの辛さも人と比べる必要はないのですよ。

つわりがつらいと感じるのは、決して甘えではありません。つわりは甘えではなく、おなかの中の赤ちゃんをお母さんの体が必死に受け止めているからこそ起こる苦しさです。周囲の方々やパートナーの協力を得ながら、妊娠生活を穏やかに送れると良いですよね。

カズヤ先生

産婦人科医

つわりは妊婦さんにとって、ほぼ必発の症状の一つです。 ですが、その症状の程度は個々人で大きな差があり、重症な妊娠悪阻になれば適切な入院治療が必要な疾患です。 症状がひどいと感じた時は、ためらわず、かかりつけの産婦人科医に相談しましょう。