羊水過多症とは?原因や症状は?障害児になる可能性も?体験談あり

【医師監修】羊水過多症になると、ダウン症などの障害をもつ赤ちゃんが生まれるリスクが高まるため適切に対処することが大切です。この記事では羊水過多症の「原因」「症状」「治療法」について体験談を交えてお伝えします。あわてずに対処できるよう知識をつけておきましょう!

( 4ページ目 )
Commentator
|
専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
> プロフィール詳細
Contents
目次
  1. 羊水過多症とは?
  2. 羊水過多症の原因は?
  3. 羊水過多症の症状は?
  4. 羊水過多症により障害児になる可能性もある?
  5. 羊水過多症の治療法は?
  6. 羊水過多症の体験談
  7. 羊水過多症と診断されても慌てずに対処しよう

出産経験者

29歳

妊娠6ヶ月に羊水過多症と診断されました。お腹が急に大きくなり病院に行ったところすぐに精密検査をすすめられましたが、原因は分かりませんでした。妊娠8ヶ月以降は、出産まで入院ということになりましたが1週間程度入院すると羊水量が徐々に減りほぼ正常になったので退院できました。その後お産のときは、弛緩出血が起こり貧血状態で母乳もなかなか出ませんでした。大変でしたが、無事に生まれたのでよかったです。

人によっては、羊水の量によって入院しなくて良いこともあるようです。しかし、その後の症状も人それぞれなので、心配があれば医療機関へ相談しておくと良いでしょう。

女性

30代後半

私は妊娠糖尿病が原因で羊水過多症になり妊婦生活を楽しく送ることはできませんでしたが、赤ちゃんを信じ前向きにいろいろ検討しました。落ち着いて対処することが大切だと思います。

妊娠糖尿病は羊水過多症の原因になることがあるので、異常がある場合は早めに病院を受診することが大切です。

出産経験者

32歳

私は32歳で妊娠8ヶ月に入ったときに妊娠糖尿病が原因の羊水過多症と診断されました。妊娠7ヶ月くらいから腹囲が1メートルくらいあり、お腹が大きくなったという自覚症状はありました。羊水過多症が原因で逆子になったので帝王切開の予定で入院しましたが、手術当日に逆子が元に戻り退院できました。妊娠中は不安でしたが元気に育ってくれたのでよかったです。

自覚症状がある場合は医師に相談しやすいですが「自覚症状がない場合」「自覚症状が些細なこと」などの場合は、相談するか迷ってしまいますよね。そのような時には、先輩ママや両親など妊娠経験をもつ人に相談してみてもいいかもしれませんね。

羊水過多症と診断されても慌てずに対処しよう

羊水過多症の原因はさまざまですが、適切に対処すれば安全に妊娠できる可能性が高いです。落ち着いて対処しましょう。特に妊娠糖尿病が原因の場合は、早めに対処することが重要です。気になることがあれば、迷わず医師に相談しましょう。

リエ先生

産婦人科医

妊娠期間中、比較的羊水が豊富にある時期があります。一概に羊水過多といっても、明らかに羊水が多すぎる場合もあれば、生理的範囲内のこともあります。