【図解】つわりに効果的なツボ9選！症状別に効くツボと押し方を解説

つわりに特に効果のあるという声も多いのがこの足三里です。足三里のツボは、脚の裏側に存在します。膝の裏の外側のくぼみに指を揃えて置いたときに指4本分下の箇所にあるのが、足三里のツボです。

足三里の効果としては、全身の疲れやむくみの解消など、全身に広く効果があるとされています。つわりは度重なる嘔吐に体力も落ちやすくなるので、足三里を刺激して全身の疲れを改善させましょう。足三里は座っていても立っていても押しやすい場所なので、気軽に押すことができるのも魅力ですね。

また足三里は消化吸収を助ける働きもあるツボなので、食事のとりづらい妊娠初期のつわりには効果が期待できそうです。

裏内庭は足の裏にあるツボです。裏内庭は足の人差し指の付け根すぐ下にあるツボで、刺激をすることで吐き気や嘔吐など胃腸の症状に効果があると言われています。裏内庭はその効果の即効性ゆえに特効穴とも呼ばれているくらい、消化器系にめざましい効果があるようです。

そのほかにも、裏内庭は食欲不振にも効果があります。つわりで気持ち悪いという妊娠中の人にはもってこいのツボですね。

この裏内庭も、つわりに特に効果的だという声が多く聞かれるツボです。しかし、裏内庭は足の裏にあるツボなので、刺激しすぎると妊婦にとってよくない影響があることもあります。そのため裏内庭の刺激のしすぎには注意です。押し方の注意などについてはこの後の章で紹介します。

先に紹介した足三里、裏内庭と並んでつわりによく効くと言われているのが内関です。内関もまた消化器系の効果が高く、吐き気や嘔吐、食欲不振やおなかがゆるい時などに効果があるそうです。妊娠初期の食欲不振や気持ち悪い時には、この内関を刺激することで改善が期待されます。

内関は、手首の付け根に指三本を揃えて置いたときの手首中央にある点になります。内関の押し方は、グッグッと細かく押すよりは、ギューッと痛気持ち良いくらいの力でじんわり押す押し方がおすすめです。

足三里、裏内庭、内関の3つのツボは特につわりに対して効果が発揮されることが多いので、妊娠中の人はぜひ試してみてくださいね。

こちらはおそらく内関の紹介をされたと思われる妊婦さんの声です。鍼灸院の先生もおすすめされるくらい、妊娠中のつわりに効果があるようです。

三陰交はくるぶしの内側指3～4本上にある脚の骨付近のツボです。三陰交は、女性特有の症状に効果があると言われており、妊婦のむくみや冷え以外にも更年期症状などに効果がみられるようですよ。また三陰交は胃腸の動きがよくなるツボだとも言われているので、妊娠初期のつわりにはぴったりですね。

三陰交の押し方は、息を吐きながら静かにグッと押し、息を吸いながら指を離す、これを3回ほど繰り返しましょう。

頭頂部中央にある百会というツボは、その名の通り「あらゆるものが交わり出会う場所」とされています。したがって、百会を刺激することで血行不良や頭痛、立ちくらみなどに効果があると言われています。妊娠中つわりのつらさで頭痛が起こりやすい人には試していただきたいツボです。

また抜け毛にも効果があるので、産後の抜け毛に悩むママたちにもぜひ押していただきたいツボです。

百会は両耳を結んだ線と眉間の中心を結んだ線が交わる点にあります。百会の押し方は、両手の中指で気持ちいいと感じる程度の強さで押しましょう。

風池は眠気ざましのツボです。妊娠初期のつわりといえば嘔吐のイメージがあるかもしれませんが、眠気も妊婦を悩ませる症状のひとつです。眠い時に寝ることが出来ることがベストですが、生活の中で運転が欠かせない妊婦さんや、妊娠しながらも働いている人はそうはいきませんよね。そんな時はこの風池のツボを押して眠気をいったん覚ましましょう。

風池は首後ろ中央のくぼみと、両耳の後ろの骨をと結んだ中間の点にあります。両手を頭の後ろにまわして親指でじんわり押しましょう。頭への血流が高まるので抜け毛の改善にも効果があるそうです。