【医師監修】妊娠初期は流産しやすい?兆候や確率は?出血は危険?
【医師監修】妊娠が分かると、嬉しさで幸せいっぱいです。しかしその反面、妊娠初期は特に不安な時期でもあります。妊婦さんの約10人に1人がなるといわれている流産。そのため少しでも腹痛や出血があると心配になりますよね。ここでは妊娠初期の流産の症状や原因、そしてどんな兆候があるのかご案内します。
かかる費用や手術時間
手術時間は10分~30分程度で、術後はベッドの上で絶対安静です。 通常では2時間ほどで意識も確実に戻ります。 ワンデイ手術を実施している病院では数時間後、そうではない所は次の日に退院です。 薬を処方され、一週間後の外来診察で問題もなく、2週間から4週間目ほどで翌月の月経がやってくると治療終了となります。
これらの手術は、流産後の子宮内容除去術という「治療」とみなされ、健康保険適用の対象となります。また、日帰りの場合は1~2万円、1泊入院だと3~5万円ほどの費用が一般的です。人工流産(中絶手術)は健康保険適用外となり費用は自己負担となります。自己負担なので金額は施設により全く異なりますが、通常では10万円前後です。
そして、公的な医療機関などでは人工流産の手術をお断りしているところもありますので事前に確認する必要があります。
カズヤ先生
産婦人科医
流産手術は、日帰りで可能な手術です。 静脈麻酔(鎮静剤)を用いて、軽く眠った状態で手術は5分〜10分程度で終了します。 (術後ふらつくこともあるため、自家用車で自分で運転して帰宅などは危険です。必ず付き添いの方に来ていただくか、公共交通機関を利用して帰宅しましょう。) 術後は多くの施設が1週間後に診察に来て、問題なければ終診となります。
妊娠初期の流産の前処置や処置の流れは?
人によっては、流産の手術の前の「処置」が必要になります。それは、手術器具を挿入するために、「子宮頸部を開かせる」という処置です。
何度か御産を経験された方や進行流産を経験された方は前処置は必要ない人が多いです。それは、子宮頚部が開いていますからほんのわずか開かせるか、または何もしなくても手術器具を挿入することができるからです。そのため前もって準備をしなくても、手術を開始する事が可能です。
流産の処置方法
「流産手術」は「子宮頚部の膨張と子宮内容掻爬」(D&C)と言われております。手術器具を子宮内まで挿入し、子宮の中に残されている組織をを掻きだすように摘出します。
次の妊娠へ備えましょう
流産は非常に辛く悲しいことですが、その先、妊娠しやすくなると言われています。また新しい命を授かるために、体が知らぬ間に必要な準備を行なっているのです。女性の体は凄いですよね。(※2)
流産後は妊娠しやすいとはいえ、時間を空けてから妊娠に備える方が望ましいでしょう。妊娠はタイミングも大事です。焦らず、息抜きすることも非常に大切であると言えます。そして、なにより自己判断や「これくらい大丈夫」という油断は禁物です。少しでも異変を感じたら医療機関を受診しましょう。
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