妊娠初期の咳の原因・対策!止まらない時は?胎児への影響や流産の心配は?
【医師監修】妊娠初期は胎児の脳や心臓、神経が作られる大切な時期であり、妊婦は自身の体調にも気をつけなければなりません。そんな妊娠初期に咳が続いたり、咳による腹痛があると胎児への影響や流産が心配になりますよね。妊娠初期の咳の原因とその対策を紹介します。
妊娠初期は風邪を引きやすい
実は妊娠初期は免疫力が低下し、どうしても風邪を引きやすい状態となっています。これは、妊娠初期の体は胎児を異物と捉えてしまうため排除してしまわないよう、あえて体が免疫力を下げると考えられています。
また、妊娠初期のホルモンバランスの変化も免疫力の低下を招く原因です。めったに風邪を引かない健康な人でも、妊娠初期には風邪を引きやすいので妊娠中はマスクをするなどの予防策が必要になります。(※1)
カズヤ先生
産婦人科医
妊娠中に風邪をひいたとしても、実はほとんどの総合感冒薬は使用可能です。 妊娠中の処方は、一般的な内科では、倦厭されがちになりますので、かかりつけ産婦人科医に相談してみましょう。
(妊娠初期の風邪については以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠初期の咳の原因
妊娠初期の妊婦の体は免疫力の低下により様々な不調が現れ、咳が止まらないのはその症状の一つと考えられます。妊娠中の咳の対策をするにはその原因を探る必要があります。妊娠初期の咳の原因を紹介します。
妊娠性鼻炎でずっとくしゃみ鼻水出てたし、微熱あったし、胃酸で喉痛いし、風邪に気が付きにくいよ妊婦
— ゆり天@16w (@yuritenco) July 24, 2018
そしてつわりと風邪の悪魔合体😈
鼻詰まり呼吸困難で不眠、頭痛、くしゃみからの尿漏れコンボ、咳からのゲロコンボやばすぎて寝ゲロしそう
妊娠中は免疫力が下がるとはいえ、何度も風邪を引いてしまうとつらいですよね。そうならないためにも、早めに原因と対策を知りましょう。
風邪の症状
先に紹介したように、妊娠初期には免疫力が低下するため風邪を引いてしまったケースが一番先に考えられます。風邪による咳の場合は、他にも鼻水や喉の痛みなどの症状が見られるでしょう。栄養をとり安静にしていれば、長くても1週間ほどで回復していきます。
妊娠により免疫力が下がっているときは、風邪のようなウィルス性の病気には十分注意しなければなりません。季節によってはインフルエンザなど、妊娠初期は絶対に避けたい流行性の病気もありますよね。妊娠初期に限らず、妊娠中は普段よりも意識してマスクやうがいなどの予防策に努める必要があります。
妊娠中の悪阻によるもの
妊娠初期にはひどい悪阻の症状に苦しむことがあります。妊娠中の悪阻の程度や期間には個人差がありますが、咳が止まらな理由は悪阻にあることも考えられています。吐き気と共に咳が出る理由は、胃酸が喉に上がることで咳込みやすい状態になるからなのです。
多くの場合、悪阻は妊娠8週頃からはじまり、妊娠16週頃には治まります。咳の原因が悪阻であったならば、悪阻が落ち着くとともに咳も落ち着いていくでしょう。(※2)
(妊娠初期のつわりについては以下の記事も参考にしてみてください)
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