母子手帳はいつ・どこでもらう?もらい方や必要なものは?未婚でも可?

「妊娠したら母子手帳をもらう」ということはなんとなく知っていても、いつ、どこでもらうのか、もらうために必要なものについては分からないことも多いですよね。ここでは母子手帳のもらい方や必要なもの、未婚でももらえるのかといった疑問についてご説明していきます。

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Contents
目次
  1. 母子手帳とは?
  2. 母子手帳はいつ・どこでもらうのか
  3. 母子手帳のもらい方
  4. 未婚でも母子手帳はもらえる?
  5. 母子手帳と一緒にもらえるものは?
  6. 母子手帳に関する疑問
  7. 母子手帳をもらって大切な記録を残しましょう

未婚でも母子手帳はもらえる?

未婚でも母子手帳をもらうことは可能です。母子手帳を持っておくことで様々なサービスを受けられるようになるので、未婚のママも安心してもらいに行きましょう。

未婚で母子手帳をもらう時に注意すること

未婚で母子手帳をもらう時には、妊娠届出書の書き方に注意しましょう。妊娠届出書には、夫の氏名を記入しなければならないことがあります。未婚の場合は何も書かずに持っていき、提出するときに窓口の担当者に未婚であることを説明するようにしましょう。

また、母子手帳の表紙にはママの名前を書かなければなりません。手続き時には未婚でも、近いうちに籍を入れ苗字が変わる予定の人は、担当者に説明し後から修正できるようにしておくと良いでしょう。なお、正式に苗字が変わっても、名前変更等の手続きは必要ありません。

母子手帳と一緒にもらえるものは?

母子手帳の交付には、妊婦健康診査受診票を交付するという役割もあります。妊婦健康診査受診票とは、妊婦健診の費用を補助してもらうためのものです。母子手帳を受け取る際に担当者から一緒に渡されます。

妊娠中は、少なくとも14回の妊婦健診を受けなくてはなりません。1回あたりの健診の費用はおよそ5000円前後、血液検査等も行うと10000円以上かかることもあり、全て自己負担となるとかなりの費用がかかってしまいます。しかし、妊娠は病気ではないので、健康保険が適用されません。

そこで、この妊婦健康診査受診票を使い、個人の負担を減らせるようになっています。助成内容は自治体によって異なりますが、およそ14回分の費用を負担するという自治体が多いです。費用への不安はできるだけ早く解消したいので、事前に自分の自治体の助成内容を確認してみてください。

母子手帳に関する疑問

妊娠するまでは母子手帳を手に取る機会も少ないですから、分からないことも多いですよね。最後に、母子手帳に関するいくつかの疑問とその答えを見ていきましょう。

再発行できる?

母子手帳を失くしてしまった場合は、再発行してもらうことが可能です。母子手帳をもらった役所や保健センターの窓口に「母子健康手帳再交付申請書」を提出しましょう。再発行に費用はかかりません。

また、これまで記録していた内容は、病院や保健センター等で再記入してもらうこともできます。特に赤ちゃんの頃の健診結果や予防接種の記録は、子どもが大きくなってからも必要になることが多いので、早めに再記入してもらいましょう。

ただし、妊婦健康診査受診票は、原則再交付してもらうことはできません。多くの人が妊娠初期に受け取っているので、紛失してしまうと高額な費用を負担しなければならなくなります。紛失には十分気を付けましょう。

なお、どこで失くしたか分からない場合には、警察へ届け出てください。母子手帳には、ママやパパ、子どもの個人情報が記載されています。大切な情報なので、紛失にはくれぐれも注意してください。

引っ越しや里帰り出産の時には手続きが必要?

母子手帳をもらってから赤ちゃんを出産するまでに引っ越すことになった場合は、引っ越し先の自治体へ「母子健康手帳変更届出書および妊婦健康診査受診票」を提出します。手続きの際には、母子手帳と妊婦健康診査受診票が必要です。

母子手帳の内容は全国共通なので、引っ越し後も同じ母子手帳をそのまま使うことができます。ただし、妊婦健康診査受診票は自治体によって異なるので、未使用分を提出し、引っ越し先の自治体の妊婦健康診査受診票と交換してもらう必要があります。

また、里帰り出産時も同様に、同じ母子手帳を使うことができます。住民票を移動させる訳ではないので、引っ越し時のように特別な手続きは必要ありません。

妊婦健康診査受診票に関しては住民票のある自治体でしか利用できないので、里帰り出産時の健診費用は全て自己負担となります。自治体によっては里帰り出産時の費用や産後の健診費用の補助を設けているところもあるので、事前に確認してみましょう。

赤ちゃんを亡くした場合