妊娠初期の下痢や腹痛の症状って大丈夫？原因と対処法について解説！

妊娠超初期・初期の妊婦さんは便秘になりやすい状態で、便秘が続くとひどい腹痛を引き起こします。便秘が腹痛に繋がっている場合は、食生活を見直すと良いでしょう。「よく噛んで食べる」「食物繊維の多いものを摂取する」といったことに注意してくださいね。

また、妊娠中の便秘にはオリゴ糖がおすすめです。大さじ約1杯のオリゴ糖を、無糖ヨーグルトに混ぜて食べてみましょう。フルーツを加えると、食物繊維も合わせて摂取できます。

血行不良や便秘が腹痛・下痢を引き起こしているときは、適度に運動をすると良いでしょう。妊娠超初期・初期でも、体調が安定していれば軽く運動をしても問題ありません。身体を動かすことで腸の働きの改善だけでなく、ストレスの発散にも繋がります。また、運動を始める際には必ず医師に相談しましょう。

妊娠超初期・初期に下痢や腹痛が起こると「流産の兆候なのでは？」と不安になってしまう妊婦さんも多いものですよね。下痢や腹痛が起きている状態の腸の動きが、赤ちゃんに直接的な影響を及ぼすことはありません。しかし下痢や腹痛にある症状が伴っている場合は、流産が進行している可能性もあるでしょう。ここでは、気になるその症状についてご説明します。

（流産の兆候については以下の記事も参考にしてみてください）

下痢や腹痛に激しい吐き気・嘔吐が伴い、脱水症状が悪化している場合は注意が必要です。母体が重度の脱水状態になってしまうと、流産に繋がる恐れがあります。「食事も水分も全く摂れない」という場合は、産婦人科や内科に相談してくださいね。

また、下痢や腹痛に加えて「基礎体温が急に低下した」「つわりの症状がいきなりなくなった」「生理のような出血がある」といった場合には流産が進行している可能性も否定できません。早めの受診で妊娠が継続できることもありますので、自己判断で症状を我慢しないようにしましょう。

妊娠超初期・初期の腹痛や下痢が辛いときには、無理をせず病院を受診することをおすすめします。ただ「軽い軟便や吐き気だけで受診して良いの？」「病院を受診する基準が分からない」という妊婦さんもいるでしょう。そこで、ここでは「どういった場合に病院を受診すれば良いか」についてご説明しておきます。

「下痢や腹痛だけでなく、強い吐き気や高熱がある」という場合は、感染症にかかっている可能性があります。妊娠中は抵抗力が落ちるため、風邪・胃腸炎などの感染症にもかかりやすい状態です。症状が辛いときは、市販薬を自己判断で服用せず内科を受診しましょう。受診の際には、妊娠中であることを必ず告げてくださいね。

感染症が流行している時期には「人混みを避ける」「マスクを付ける」「手洗いうがいをきちんとする」といった予防法を実践すると良いでしょう。また軟便や吐き気を伴うこともある新型インフルエンザは、妊娠中でも予防接種が受けられます。気になる方はかかりつけの病院で相談してみてくださいね。

妊娠超初期・初期の腹痛や下痢に「生理のような出血が続く」「基礎体温が急激に低下した」といった症状が伴っている場合は、流産が進行している恐れがあります（※3）。これらの症状がみられたら、早めに産婦人科を受診しましょう。