妊娠初期の下痢や腹痛の症状って大丈夫?原因と対処法について解説!
【医師監修】妊娠超初期や初期に下痢や腹痛の症状が出ると「赤ちゃんに影響はないの?」「流産の兆候なのでは?」と不安になるものですよね。この記事では、妊娠超初期や初期における下痢や腹痛の原因と対処法などについてご説明します。吐き気や便秘、軟便に悩む妊婦さんもぜひご覧ください。
妊娠超初期・初期の下痢や腹痛が気になる

妊娠超初期(妊娠0~4週)や妊娠初期(妊娠5~15週)には軟便や下痢、腹痛に悩む妊婦さんが多くみられます。また、それらの症状が「赤ちゃんに悪影響なのでは?」「流産に繋がるかもしれない」と不安に感じることもあるでしょう。
毎夜下痢
夜だけ下痢
妊娠初期だからかな
そんなんだった人いるかな??
また「これまで軟便や下痢にはなりにくい体質だったのに、妊娠して症状がみられがちになった」という妊婦さんも少なくありません。そういった際には、下痢や腹痛の原因が気になってしまうものですよね。そこで、この記事では妊娠超初期・初期における下痢や腹痛の原因と対処法、流産との関係などについてご説明していきます。
(妊娠超初期・初期については以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠超初期・初期の下痢や腹痛の原因

妊娠超初期・初期の下痢や腹痛を引き起こす原因には、どのようなものがあるのでしょうか?ここでは、妊娠超初期・初期の下痢や腹痛の原因についてご説明します。下痢や腹痛に適切な対処を行うには、まず原因を把握することが大切です。ぜひこちらを参考に、妊娠超初期・初期の下痢や腹痛を引き起こす原因について理解しておきましょう。
妊娠超初期・初期の下痢や腹痛の原因【ホルモンバランスの変化】
妊娠超初期・初期には「ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)ホルモン」や「プロゲステロン」「エストロゲン」といった女性ホルモンが増加します。それによってホルモンバランスが大きく変化し、さまざまな体の不調がみられる妊婦さんも少なくありません(※1)。特にプロゲステロンの分泌が腸機能を低下させるため、便秘による腹痛や軟便・下痢が起こります。
また、ホルモンバランスの変化によるつわりで胃腸の働きが弱まり、腹痛や下痢がみられることもあるでしょう。つわりが原因の場合は、吐き気や嘔吐を伴うケースがほとんどです。
(つわりについては以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠超初期・初期の下痢や腹痛の原因【食生活の乱れ】

妊娠超初期・初期にはつわりによって食生活が乱れやすくなります。「特定のものばかり食べたくなる」「何も食べたくない」などつわりの症状はさまざまですが、栄養バランスが偏ることが多いでしょう。しかし、食生活がひどく乱れると軟便や下痢になったり、慢性的な便秘に繋がることもあります。妊娠中はこれまで以上に食生活に注意しなければなりません。
増田陽子
内科医
妊娠前は苦手だった食べ物が無性に食べたくなる人が多いです。ですので、食べ慣れないものを食べて下痢や腹痛になってしまう妊婦さんも多いです。
妊娠超初期・初期の下痢や腹痛の原因【子宮の拡大】

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