マタニティブルーとは?症状と対処法!妊娠中から産前産後つづく?

【医師監修】イライラ、気分が落ち込むなどのマタニティブルー。多くのママが悩まされています。マタニティブルーとは?症状、対処法は?妊娠中から産前産後までつづく?など、マタニティブルーについて先輩ママの体験談やドクターの指摘を交えて説明します。参考にしてください。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. 妊娠中から産前産後に悩まされる、マタニティブルーとは
  2. マタニティブルーはいつからいつまで?
  3. 妊娠中のマタニティブルーの体験談
  4. 妊娠中にマタニティブルーになってしまったら
  5. マタニティブルーの相談窓口は?
  6. マタニティブルー予防法
  7. 妊娠中から産後に利用できるサービス
  8. マタニティブルーは一人で抱え込まない!

マタニティブルーの体験談【イライラする】

イライラします。妊娠中から産前産後にかけて理由なく落ち込むのと同時に、何事にもイライラが止まらなくなります。家族に当たってしまい後悔することもあるようです。

専業主婦

30代

妊娠してから理由もなくイライラが止まらない!幸せなはずなのになんでだろう…。

マタニティブルーの体験談【やる気にならない】

やる気にならない。やらなければならないことはたくさんあるのに、「体を動かす気になれない」「自分の体じゃないみたいに体が重い」。これらもマタニティブルーの症状です。産後は赤ちゃんが泣いているのに抱っこしてあげられない、というつらい症状もあります。

妊娠中にマタニティブルーになってしまったら

マタニティブルーの可能性は妊婦さんならだれにでもあります。マタニティブルーになったら、どのような対処法があるでしょうか?自分に合った方法を見つけて少しでも症状を軽くしましょう。

妊娠中マタニティブルーの対策法【運動する】

運動しましょう。妊娠中でもできる軽い運動で気分をリフレッシュしてみてはいかがでしょうか?妊婦さんはおなかが張ってきたら運動を中止するなど配慮が必要ですが、マタニティヨガで気分、呼吸を整えてみるのも良いでしょう。妊婦さんは「いつから運動ができるの?」と、産科医ともよく相談したうえで始めましょう。

運動が難しい場合はアロマに頼ってみてはいかがでしょうか?「ジャスミン」「ローズ」のほか、リラックス効果のある「イランイラン」「クラリセージ」「ラベンダー」「カモマイル」は心をすっきりさせてくれる効果があります。ディフューザーでのアロマセラピーや、アロマオイルマッサージなどで気持ちをリフレッシュさせましょう。

妊娠中マタニティブルーの対策法【完璧主義をやめる】

ママは完璧主義をやめましょう。妊娠初期は体調の変化で出来なくなることも多いので、完璧主義でいると思い通りにいかず気分が落ち込みます。産後も赤ちゃんとの生活は心身ともに疲弊します。常に「おっぱいは出ているのか」「赤ちゃんは成長しているのか」「病気の心配はないのか」と気になることが多くて、身も心も休まる暇がありません。

家事はできなくても大丈夫です。汚れていても片目をつむって、赤ちゃんと自分がハッピーになれるように生きていきましょう。終わりがないように見える生活ですが、いつか終わりが来ますのでゆったりと構えていましょう。

妊娠中マタニティブルーの対策法【家族がサポートする】

悩んでいるママを家族がサポートしましょう。と言っても改善案の提案や励ましの言葉はいりません。とにかく本人が落ち着くまで黙って話を聞いてあげるだけでよいのです。もし余裕があればマッサージをしてあげるのも良いですね。アロママッサージなどもおすすめです。

マタニティブルーが改善するまで、家族ができることはあまりないと思った方が気が楽でしょう。ホルモンバランスの変化による症状ですので、本人や周りの人がどんなに頑張ったところで症状が改善することはありません。時がたち落ち着くのを気長に待ちましょう(※2)。


(妊娠中の情緒不安定の解消法については以下の記事も参考にしてください)

臨月にイライラしやすい原因は?妊娠後期の情緒不安定の解消法は

マタニティブルーの相談窓口は?

一過性の感情の変化とはいえ、マタニティブルーは一人で抱え込まないことが症状改善への近道です。気持ちをきちんと吐き出して、もやもやとした気持ちをすっきりさせましょう。さまざまな相談窓口があります。

マタニティブルーの相談窓口【まずは家族】