マタニティブルーとは?症状と対処法!妊娠中から産前産後つづく?

【医師監修】イライラ、気分が落ち込むなどのマタニティブルー。多くのママが悩まされています。マタニティブルーとは?症状、対処法は?妊娠中から産前産後までつづく?など、マタニティブルーについて先輩ママの体験談やドクターの指摘を交えて説明します。参考にしてください。

( 3ページ目 )
Commentator
|
専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
> プロフィール詳細
Contents
目次
  1. 妊娠中から産前産後に悩まされる、マタニティブルーとは
  2. マタニティブルーはいつからいつまで?
  3. 妊娠中のマタニティブルーの体験談
  4. 妊娠中にマタニティブルーになってしまったら
  5. マタニティブルーの相談窓口は?
  6. マタニティブルー予防法
  7. 妊娠中から産後に利用できるサービス
  8. マタニティブルーは一人で抱え込まない!

まずは家族に相談しましょう。マタニティブルーは自分だけで解決できる問題ではありません。それは気の持ちようとか、単純な原因ではないからです。気分が落ち込んでどうしようもない場合、夫や母親など身近に相談できる人に相談してみましょう。思っていることを吐き出して、つらい状態であるということを知ってもらうだけで、少しは気分が軽くなるはずです。

マタニティブルーの相談窓口【かかりつけの産科】

かかりつけの産婦人科に相談しましょう。妊娠中や産後の入院中であれば助産師に相談してみると、専門的な立場からのアドバイスがもらえるはずです。産後健診でも相談のチャンスはあります。その場で解決できなくても、助産師や産科医に相談すると、精神科やカウンセリング施設を紹介してくれることもあります。

マタニティブルーの相談窓口【自治体の保健センター】

自治体の保健センターに相談してみましょう。自治体の保健センターには助産師、保健士が常駐しており、お母さんと赤ちゃんの両方をケアすることができます。症状に合わせて医療機関の紹介や、在宅ケアを行う場合もありますのでぜひ利用してみてください。

マタニティブルーの相談窓口【精神福祉センター】

精神福祉センターも相談できます。精神福祉センターは全国にあり、地域の精神科医療情報が豊富です。無料でこころの電話相談なども行っている場所もあるのでこちらを利用してみるのも良いかもしれません。

マタニティブルー予防法

マタニティブルーにならない方法は残念ながらないようです。ただ、日ごろの気持ちの持ち方で変わることもあるかもしれません。

マタニティブルー予防法【妊娠中から産後の不安を解消する】

妊娠中から産後の不安を解消するようにしましょう。自分が一番不安なことは何ですか?産後の仕事のこと?保育園のこと?赤ちゃんとの生活のこと?など、不安事項を書き出してみて、解決できそうなことから一つずつ解決してみましょう。

例えば保育園なども、妊娠中から見学したりすることもできますし、自治体でも妊娠中のお母さん向けの講座や集まりがあるので、そういったものに参加してみるのも良いかもしれません。

産前から産後は体も周辺の環境もめまぐるしく変化し、妊婦さんは思うように動けない体で対応していかないといけません。実際に自分が直面している問題に目を向けて、解決していかなければならない問題を少しずつクリアしていけば、気持ちも楽になるはずです。

マタニティブルー予防法【母親であることを楽しむ】

母親であることを楽しむ工夫をしてみましょう。自分だけのために生きてきた生活もとても楽しかったと思います。これからは自分が楽しいと思える育児をしてみませんか。赤ちゃんが産まれるとゆっくり本を読む時間もなかなかありません。育児書や育児雑誌を読んだりしてみるなら今のうちです。

赤ちゃんが産まれたら、親子で習い事をする、新しい手遊びを覚える、絵本を読む、音楽に合わせて歌うなど楽しいことがたくさんあります。ベビーサインやベビーマッサージはまだ話せない赤ちゃんでも反応を楽しめます。自分が面白いと思える育児を試してみましょう。

(赤ちゃんの笑顔ついては以下の記事も参考にしてください)

赤ちゃん・新生児の笑顔の発達はいつから?笑う理由って何?

マタニティブルー予防法【自分の時間を作る】

ママは自分の時間を作りましょう。育児は24時間休憩のない仕事です。かわいい我が子でもずっと一緒に過ごしていると息が詰まることもあるでしょう。意識的に自分の時間を作る努力をしましょう。

パパの仕事が休みの日には子供を連れ出してもらう、もしくは一人で外出する事で自由な時間を過ごすことかできますね。少しの時間でも自分のために使えると、体を休めたり気分をリフレッシュしたりすることできます。

妊娠中から産後に利用できるサービス

最近では自治体の子育て支援なども進み、産前産後の親子が無料で利用できる施設や催しがたくさんあります。上手に活用して育児を乗り切りましょう。