『付かず離れず』な恋愛関係はどうなの？上手くいく理由は距離感にある？

「私がこうしたんだから、あなたもこうしてよ」と要求するのは、相手に自分の価値観を押し付け、縛り付けていることになります。「付かず離れず」のカップルにとっては、お互い愛する相手なので、肉体的・精神的な負担にならない限りの「無償の愛」で接するのが、弁えるべき礼儀となっています。

お互いの間に約束事やルールをあまり決めすぎると、それらに縛られすぎて煩わしさを覚えることも。「付かず離れず」の恋愛関係は、自由が存在することで成り立ちます。決めごとが多いと、それをを果たすために常々意識することになり、自分を犠牲にすることが増えてしまいます。そこに自由な「付かず離れず」の恋愛関係などありません。

依存した関係は「独占欲」によって出来上がります。相手に依存していると、その人しか見えなくなってしまい、相手に「重い」という印象を与えます。彼氏ができた途端に、友達付き合いが減る女子も多いですが、「付かず離れず」のカップルは恋人中心ではなく、先述した様にプライベートと並行した恋愛をしています。

素直と言ってしまうと漠然としていますが、少なくとも「わがまま」を言うことではありません。素直とは本来、真っ直ぐでひねくれていない性格や、変に逆らったりしない意味を持っています。可愛気がある性格とも取れるでしょう。付かず離れずのカップルが長続きしているのは、素直な気持ちで接することで、相手に居心地の良さを与えている部分もあります。

どうしても好きな人とはいつまでも一緒にいたくなり、反対に苦手な人とはなるべく距離を起きたがるもの。「付かず離れず」の人間関係を構築する上で、駆け引きによってその関係性が潤滑なものになるでしょう。その理由は、恋愛関係に入る前の、アピールをする段階で分かります。

相手に「付かず離れず」に振る舞うことで、「自分に気があるのか無いのか、どっちなんだろ…」と思わせることが出来ます。そうすると、相手の方から行動を起こし、告白してくれるチャンスが高まり、駆け引き効果を実感出来るでしょう。

また、彼氏・彼女に依存し過ぎないカップルは、恋愛関係を長期間継続できる傾向にあります。特に女性は、彼氏とイチャイチャしたい願望が強いですが、男性は比較的、あまりそれを好みません。これでは、うまくいくことが無いのは想像に難くないことがわかります。駆け引きをする付かず離れずの人間関係が功を奏し、結婚に辿り着きやすくもなります。