流産の確率が高まる時期は?妊娠初期?心拍確認後・高齢出産の場合は?
【医師監修】妊活・妊娠中の女性は、流産しやすい時期や確率がつい気になりますね。この記事では、流産の確率が高まる時期、心拍確認後・高齢出産の場合の確率や、何度も流産を繰り返してしまう確率などを紹介します。流産になってしまう身近にある原因や、その予防法も紹介していきますよ。
流産しやすい体質を改善するなら、身体を温めることも重要です。身体が冷えた状態だと、子宮を収縮させてしまいます。栄養や酸素が赤ちゃんに十分に届かず、流産のリスクを高めてしまうでしょう。妊娠前や妊娠初期には、身体を温めることを意識することが大切です。
マッサージをしたりお湯につかるのが面倒な場合は、足を温めるだけでも効果があります。カイロや温かいタオルを足に当てるだけでかなり身体が温かくなるので、おすすめですよ。そのほかに、身体を温める働きを持つ「りんご」「根菜」などを食べることも効果的です。
4. 禁煙する
妊婦さんはもちろんですが、パートナーも一緒に喫煙を控えることで、流産のリスクをより低めることができます。
タバコに含まれるニコチンには、血管を収縮させる働きがあり、赤ちゃんに血液や栄養が届きにくくなってしまうという事が分かっています。また、タバコからは一酸化炭素が出ています。一酸化炭素を吸うと、酸素が赤ちゃんに届きにくくなってしまいますので、こちらも大きな問題です。
妊婦さんがタバコを吸った場合、妊娠28週目以降の流産や、生後1週間以降に死亡する可能性も高くなると言われています。タバコの量が増えれば増えるほど流産のリスクが高くなるので、妊活・妊娠中にはパートナーと一緒に禁煙しましょう。
(妊娠初期にタバコを吸うリスクについては以下の記事も参考にしてみてください)
5. 歯周病のケアをする
意外に思う女性も多いかしれませんが、歯周病菌を持っていると流産をするリスクが高くなると言われています(※6)。歯周病菌は「プロスタグランジン」という、子宮を収縮させる成分を増やすので、子宮が収縮して赤ちゃんに十分な血液が行き渡らない状態を作り出してしまうのです。流産のリスクを少しでも減らしたいなら、歯科で検査・ケアをしてもらいましょう。
(歯周病のケアについては以下の記事も参考にしてみてください)
流産の可能性が高い時期を乗り越えて!
流産のリスクが高い時期について紹介してきました。「高齢出産」「流産を繰り返す体質」など少し特殊な状況を含めても、やはり妊娠初期が一番流産しやすいといえるでしょう。
少しでも流産を予防するために「必要な栄養素をしっかり摂る」「身体を温める」など、取り入れやすいことから試してみてください。禁煙も、流産を防ぐために大切なことです。タバコをやめられないと、流産を繰り返す可能性もありますよ。パートナーが喫煙をしている場合は、なるべく禁煙するようにお願いしてみてくださいね。
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