妊娠超初期症状と風邪の違いは?風邪薬は飲んでも大丈夫?胎児への影響など詳しく解説

【医師監修】妊娠超初期に風邪の症状が出る方も多いのではないでしょうか。風邪薬の服用や胎児への影響が気になりますよね。ここでは妊娠超初期症状と風邪の違いや、胎児・母体への影響、「風邪薬は飲んでもいいの?」などの疑問や、風邪をひかないための予防法も紹介します。

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Contents
目次
  1. 妊娠超初期に風邪をひいた…
  2. 妊娠超初期症状と風邪の違いは?
  3. 妊娠超初期の風邪の症状に特徴はある?
  4. 妊娠超初期の風邪の胎児や母体への影響は?
  5. 妊娠超初期に風邪をひいたら風邪薬は飲める?
  6. 妊娠超初期に風邪をひかない予防法
  7. 妊娠超初期に風邪をひいても焦らずに…!

妊娠超初期の風邪の特徴:喉が痛む

風邪のひきはじめには、咳と一緒に喉の痛みも現れます。こちらも妊娠超初期にはない症状なので、喉が痛むときは風邪の兆候だと思いましょう。喉の痛みはウィルスに感染して炎症を起こしたり、乾燥が原因で発症したりします。また喉の痛みが出始めたら、次に熱が上がり始めるのも風邪の症状の特徴です。

まず喉の痛みを感じたら、のど飴や水分補給で乾燥を防ぎましょう。特に就寝中は喉が乾燥するので、マスク着用など工夫することが必要です。

咳が出たときと同様に、妊娠超初期の症状に加えて喉の痛みを感じたら、妊娠している可能性を伝えて病院で薬などを処方してもらいましょう。

妊娠超初期の風邪の特徴:高熱

妊娠超初期には37度台の微熱が続きますが、38度以上の高熱になることは少ないです。38度以上の高熱が出た場合には風邪だと判断しましょう。咳や喉の痛みと違い、高熱は身体の体力も奪われます。特に妊娠超初期では免疫力も低下しているので、高熱が出たら熱が下がるのを待たずに病院で診てもらうようにしましょう。

カズヤ先生

産婦人科医

妊娠中に発熱したからといって市販の解熱剤を勝手に使用するのはやめましょう。 原則、妊娠中はアセトアミノフェンを使用することになりますが、必ずかかりつ産婦人科医の診察を受けてから 独自に判断するのではなく、処方してもらうようにしましょう。

妊娠超初期の風邪の特徴:寒気

風邪のひき初めにはゾクゾクとした寒気を感じることがあります。妊娠超初期でも寒気を感じることがあります。風邪の場合は寒気の後に必ず熱が上がるので、寒気の後に発熱したら風邪だと考えてよいでしょう。

妊娠超初期の風邪の特徴:関節の痛み

風邪をひくと関節が痛くなることがあります。妊娠超初期では下腹部にチクチクとした痛みを感じることもありますが、関節痛が現れることはないのが特徴です。体がだるく節々が痛いと感じたら風邪の症状だと判断しましょう。

妊娠超初期の風邪の胎児や母体への影響は?

妊娠超初期に風邪をひくと胎児や身体への影響が心配ですよね。咳や喉が痛む程度の風邪なら胎児への影響もありませんが、高熱には注意が必要です。38度から39度の発熱なら胎児に影響を及ぼすことはないとされていますが、40度以上の高熱は胎児の心拍数が上がったり、羊水の温度が上がったりして、胎児に負担がかかります。

高熱によって流産してしまうというリスクは少ないですが、40度以上の高熱が3日以上続くと母体の体力も奪われて免疫力がさらに低下するので病院を受診しましょう。万が一妊娠超初期に流産してしまったとしても、原因は染色体異常による可能性が高いので、風邪を引いたことが原因とは考えにくいでしょう。

またただの風邪なら問題ありませんが、インフルエンザは妊婦が発症すると重症化する恐れがあります(※1)。インフルエンザは胎児に影響がないと言い切ることはできませんので、妊娠超初期にインフルエンザに感染したら早めに産婦人科医に相談しましょう。

(胎児については以下の記事も参考にしてみてください)

【妊娠4週目】胎児の状態と妊婦の変化は?流産の可能性は?体験談も

妊娠超初期に風邪をひいたら風邪薬は飲める?

妊娠超初期は本当に妊娠しているかの判断も難しく、風邪をひいてしまっても風邪薬を服用してもよいか悩みますよね。ここでは妊娠超初期に風邪の症状が現れたら、風邪薬を飲んでも良いのかくわしく紹介していきます。また風邪薬が与える身体への影響や安心して飲める薬の種類なども一緒に紹介します。

妊娠超初期の風邪薬が与える身体への影響