胎嚢の大きさの平均は?5週・6週・7週など妊娠週別の目安・小さい原因についても解説

【医師監修】胎嚢(たいのう)の大きさの平均はどれくらいでしょうか。妊娠5週、6週、7週など妊娠週別の胎嚢の大きさとママの状態、また胎嚢が小さい場合の原因などについて、先輩ママの体験談やドクターの助言を交えて解説します。妊婦さんはぜひ参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 胎嚢とは?
  2. 胎嚢の大きさの平均は?
  3. 胎嚢の大きさを教えてくれない時は異常があるってこと?
  4. 妊娠4、5、6、7、8週目の胎嚢の大きさとママの状態
  5. 胎嚢が小さい・見えない原因は?
  6. 胎嚢の大きさが確認できる妊娠初期の過ごし方の注意点
  7. 胎嚢の大きさにまつわる先輩ママの体験談
  8. 胎嚢の大きさには個人差がある!

胎嚢が小さい・見えない原因【トラブルが起こっている】

胎嚢が小さい・見えない原因にトラブルが起こっている場合があります。6週をすぎても胎嚢が見えないことや、胎嚢があっても胎芽や心拍の確認ができないことは流産に至っている場合があります。妊娠初期に流産するケースは約15%です。見えない原因としては子宮外妊娠をしている可能性もあるでしょう(※3)。

胎嚢の大きさが確認できる妊娠初期の過ごし方の注意点

胎嚢の大きさが確認できるこの時期の過ごし方について、いくつか注意点があります。この時期流産する確率は15%といわれています。まだお腹も目立たず動きやすいことから、つい無理をしてしまうこともあるでしょう。胎嚢が確認できるようになる4週目終わりごろから妊娠初期と言われる15週目あたりまでの注意点について紹介します。

(妊娠初期の過ごし方については以下の記事も参考にしてください)

妊娠初期の過ごし方とは?食生活やつわり、流産など9つの注意点!

胎嚢の大きさが確認できる妊娠初期の注意点【体に負担をかけない】

妊娠初期は身体の変化も少なくお腹もあまり目立たないことから、妊娠前の生活とあまり変わらない生活をしてしまう人もいるでしょう。妊娠は病気ではありませんが、お腹の中で赤ちゃんがものすごく早いスピードで成長しています。急に体調が悪くなることもありますので、ゆとりを持った生活を心がけましょう。

胎嚢の大きさが確認できる妊娠初期の注意点【転倒に気をつける】

妊娠初期はいつも以上に転倒に気をつけましょう。転倒を引き起こす原因となるようなものは避けたほうがよいでしょう。具体的には、足元がふらつきやすい高いヒール靴や自転車の運転、天候が悪い日の外出です。妊娠初期は赤ちゃんを守る胎盤も羊水も完成していないため、転倒は赤ちゃんに大きな衝撃となります。

増田陽子

内科医

普段から体を色々な場所にぶつけやすい人も要注意です。

胎嚢の大きさが確認できる妊娠初期の注意点【悪い生活習慣を断つ】

悪い生活習慣を断ちましょう。妊娠初期だけに言えることではありません。「タバコ」「アルコール」「カフェインの過剰摂取」といった生活習慣は、赤ちゃんに悪い影響を及ぼすでしょう。特に喫煙が赤ちゃんに与える影響は大きく、乳幼児突然死症候群の発生リスクが高まります(※4)。

妊娠0~4週目までは胎盤がまだできておらず、アルコールなどが血液を通して赤ちゃんに影響を及ぼすことはありません。しかし、依存性の強いものですので、急にぴたっとやめることは難しく、早い段階から少しずつ断つことが理想です。

胎嚢の大きさが確認できる妊娠初期の注意点【ストレスをためない】

ストレスをためないようにしましょう。妊娠中のストレスが赤ちゃんに与える影響は少なからずあります。ママがストレスを感じるとホルモンのバランスが崩れて赤ちゃんの発育に影響が出てしまいます。しかし、体の変化や妊娠中のさまざまな不安からストレスを感じやすい時期でもあるため、ストレスのない生活というもの無理があるでしょう。

不安なことは担当医師や先輩ママの話を聞いて安心できることもあります。適度な散歩や体に負担がかからない発散方法を考え、うまく乗り切る方法を探しましょう。必要以上にストレスを感じることなく「いずれ体調も落ち着く」「赤ちゃんが元気に成長している証」とゆったりした気持ちで過ごすことを心がけましょう。

胎嚢の大きさが確認できる妊娠初期の注意点【水分をしっかりとる】

水分をしっかり取りましょう。妊娠初期に気をつけることのひとつにつわりがあります。ひどいケースだと、水分を口にすることができないくらい重症化してしまう人もいるでしょう。バランスよく食事をとることが最も良いですが、できない場合は食べやすいものを食べられる時にとりましょう。

(つわりの対処法は以下の記事も参考にしてください)

つわりでご飯を食べられない…!対処法は?食欲がない時の過ごし方を解説!

胎嚢の大きさが確認できる妊娠初期の注意点【体を締め付ける服装はしない】

体を締め付ける服装はしないようにしましょう。妊娠初期はまだ体型にあまり変化がないため、普段通りの変わらないおしゃれを楽しむことができます。しかし、締め付けた服装に息苦しさを感じたり、体のラインに添った服装だと布が体に触れることが不快に感じる人もいたりするため、ゆったり目の服装をしているほうが良いでしょう。