いつまで逆子で大丈夫?帝王切開になるリスクは?逆子体操で治す方法を解説
【医師監修】胎児が逆子だとわかると「いつまでに治ればいいのかしら」と気になるママが多いですよね。逆子の原因や、いつまで逆子だと帝王切開になるか、治らない確率などを紹介します。〈鍼灸〉〈寝方〉〈逆子体操〉など治し方や、逆子で出産した人たちの体験談も紹介しますよ。
逆子とは?

ママのお腹の中で、赤ちゃんの頭が上を向いてしまっている状態を逆子といいます(※1)。逆子になると、出産に関するリスクが増えてしまいます。
赤ちゃんが足から出てきてしまうと産道に腕や足が引っかかり難産になることや、頭が最初に出ない場合赤ちゃんが酸欠になってしまう…ということは、逆子のリスクとしてよく知られていますね。帝王切開になってしまう可能性も高いので「いつまでに治ればいいのかしら」と焦ってしまう妊婦さんも多いですよ。
増田陽子
内科医
逆子になる原因は色々な説はありますが、誰にでもなる可能性がある現象です。
(陣痛促進剤のリスクについては以下の記事も参考にしてみてください)
逆子の原因は?

逆子は、出産に関するリスクが大きくなってしまう大変な症状ですね。赤ちゃんはどうして逆子になってしまうのでしょうか?原因を紹介します。
増田陽子
内科医
これと言った原因がなくても逆子になる妊婦さんはたくさんいますが、下記のような要因があると逆子になりやすくなります。
ママの骨盤が狭い
妊婦さんの身長が150センチ以下の時など、骨盤が小さい場合に逆子になってしまう可能性があります。腹の赤ちゃんの頭の大きさに対して骨盤が小さいため、頭が骨盤に収まらないからです。
前置胎盤
胎盤が子宮の低い位置にできることを前置胎盤といいます(※2)。胎盤の位置が低いと、赤ちゃんが頭を下にする体のに邪魔になってしまい、逆子になる可能性が高いです。
胎盤が出産の邪魔にもなってしまうので、前置胎盤が原因で帝王切開になってしまう妊婦さんは多いですよ。
(胎盤のについては以下の記事も参考にしてみてください)
子宮の異常
妊婦さんの子宮の形が変わっていることが原因で逆子になってしまう場合もあります。子宮奇形の女性の割合は一般女性の約4~7パーセントほどですが、正産期まで妊娠を継続できる割合自体が約50パーセントと言われている、少し大変な症状です。子宮奇形の場合、妊娠が継続できても一度逆子になってしまうと治すことが難しいといわれています。
子宮の形が変わっていたり、通常なら何もない場所に壁ができていると、子宮の中が狭くなってしまいますね。通常なら赤ちゃんの頭が重くなるにつれて子宮の下の方に下がり逆子が治るのですが、子宮が変形しているとそれが難しくなってしまいます。
早産(低出生体重児)
お腹の中の赤ちゃんは成長と共に重くなった頭が下に下りていき、羊水に動き回るスペースもなくなるので体の向きが安定します。
しかし、妊娠28週目くらいまではお腹の中の赤ちゃんがまだ小さく、羊水の中で泳げるくらいのスペースがあります。ですので、妊娠28週目くらいで出産をすると赤ちゃんの向きが定まっておらず、逆子になってしまう可能性が高いのです。
(正産期については以下の記事も参考にしてみてください)
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