妊婦が梅干しを食べる時の適量は何個?妊娠中のつわりへの効果・注意点も!

【医師監修】妊娠中、特につわりの時には梅干しを食べたくなってしまう女性が多いですね。妊婦が梅干しを食べる時の適量や、つわりへの効果を紹介します。妊婦さんにおすすめの食べ方・レシピや、みんなの体験談も紹介しますので、妊婦さんはぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 妊婦が梅干しを食べるとつわりが和らぐ?
  2. 妊婦が梅干しを食べる時の適量は何個まで?
  3. 梅干しに含まれる栄養素、その効果は?
  4. 妊婦におすすめの梅干しの食べ方・レシピを紹介!
  5. 妊婦は梅干しを食べ過ぎないように注意しよう!

妊婦が梅干しを食べるとつわりが和らぐ?

妊娠初期のつわりにはよだれつわり、吐きつわり、食べつわりなどいろいろな種類がありますね(※1)。つわりの影響で吐き気を感じる妊婦さんが梅干しを食べると症状が和らぐといいますが、本当に効くのでしょうか?

つわりに対する梅干しの効果は、今のところ科学的には証明されていません。つわりを軽減してくれるビタミンB6も、ほんの少しの量しか含まれていないのが事実です。

つわりの時に梅干しが効くのか、科学的な証明がされていないとは言え「妊娠初期につわりの時に梅干しを食べて楽になった」という妊婦さんがいることも事実です。この記事では妊婦さんにおすすめの梅干しの摂取量や梅干しに含まれる栄養素の効果などを紹介していきます。つわりの妊婦さんはぜひ参考にしてみてくださいね。

(つわりの対処法については以下の記事も参考にしてください)

つわりでご飯を食べられない…!対処法は?食欲がない時の過ごし方を解説!

妊婦が梅干しを食べる時の適量は何個まで?

つわりになると食べ物の好みが大きく変化します。酸味の強い梅干しを、たくさん食べたくなってしまう妊婦さんも多いでしょう。しかし、梅干しはあまりたくさん食べないように注意が必要です。塩分をたくさん摂取してしまうと「妊娠高血圧症候群」になってしまう可能性が高くなるからです(※2)。

妊娠高血圧症候群は、妊婦さんの20人に1人がかかってしまう病気です。重症の場合、腎臓・肝臓の機能障害などになってしまうこともあります。胎盤が子宮の壁からはがれてしまい、赤ちゃんに十分な酸素を送れなくなったり、発育障害になってしまうこともあるので要注意です。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」というデータによると、20代~40代の女性が1日に摂っていい塩分量は1日当たり7グラムです(※3)。もし塩分20パーセントで漬けた10グラムの梅干しを1粒食べたら2グラムの塩分を摂取することになりますよね。梅干し以外の食事でも塩分を摂取することを考えると、妊娠中の梅干しは1日1粒までに抑えることが賢明でしょう。

カズヤ先生

産婦人科医

妊娠高血圧症候群は妊娠中の合併症の中でも最も危険な病態の一つです。 重症化すれば原則、治療法はターミネーション(分娩を終了させること)しかなく、早期に妊娠高血圧症候群を発症してしまった場合は、早産で未熟児の状態で生まれてしまうことになり、赤ちゃんに呼吸障害などのリスクが生じます。 ですので必ず過度な塩分摂取は控えましょう。

(妊娠中のカフェインの摂取量については以下の記事も参考にしてみてください)

妊婦はカフェインに注意!可能な摂取量は?妊娠初期から胎児に影響が?

梅干しに含まれる栄養素、その効果は?

食べすぎがよくないとは言え、梅干しを食べることにはメリットもあります。梅干しには、どんな栄養素が含まれているのでしょうか?

梅干しはドライフルーツの一種です。乾燥をさせると水分が抜けて栄養素がギュッと濃縮されます。上手に食べれば、栄養素を効率よく摂取することができますよ。では、梅干しから摂取できる栄養素について紹介します。

(葉酸の効果については以下の記事も参考にしてみてください)

葉酸の効果とそれを最大に活かす方法!妊活〜妊娠中・男性も必要な理由!

クエン酸

クエン酸は梅干しの酸味の素となっていて、老廃物をどんどん体の外に排出させる働きがあります。老廃物を体の外に出すことで、疲労回復の効果が期待できますよ。

梅干しは塩分が強いので、1日に食べられる量が限られてしまいます。酸味の強いものをたくさん食べたくなった時には、レモンやオレンジなどの柑橘類などを食べるようにしましょう。

食物繊維

妊娠中は黄体ホルモンの関係で便秘になりやすくなります。黄体ホルモンは胃や腸の働きを弱めて、便秘になりやすくしてしまうのです(※4)。

食物繊維は食べたものの消化や吸収を早めるほか、便秘の予防にも効くことがわかっています。腸の中を掃除したり便を柔らかくする役割があるので、便秘になりがちな妊婦さんにぴったりです。

つわりでたくさん食べられない時は、便の量が少なくなるので、そのことに悩んでしまう妊婦さんも多いですよね。1度にたくさん食べられない場合は、少しの量を複数回に分けて食べるようにすることもおすすめですよ。梅干しのほかに、切り干し大根など匂いの少ないものを冷蔵庫に常備しておきましょう。

カズヤ先生

産婦人科医

妊娠中は消化管の蠕動運動が抑制される傾向にあり、便秘が多く認められます。 妊婦健診の際に、酸化マグネシウムやラキソベロンといった便秘薬を処方されることも多いのですが、まずは食事から便秘を予防することが根本的な改善の方法です。

ミネラル

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