陣痛って生理痛のような痛みなの?始まりの感覚・時間など判断する基準を詳しく解説!

【医師監修】陣痛は痛みを伴う最後の関門です。特に初産の妊婦さんにとっては未知との遭遇です。陣痛は生理痛のような痛みなのでしょうか?陣痛前の痛み、陣痛の種類と感覚、時間など陣痛を判断する基準などについて先輩ママの体験談やドクターの助言を基に詳しく解説します。

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Contents
目次
  1. 陣痛は生理痛のような痛み?
  2. お腹が痛い…前駆陣痛と本陣痛の違いは?
  3. もともと生理痛がない人は陣痛の痛みが軽い?
  4. 臨月に生理痛のような痛みが…陣痛以外に考えられる可能性は?
  5. 本陣痛前に生理痛の痛みが来た際にすぐにできる緩和方法・対処法8選
  6. 規則的な陣痛が来てからのお産の流れ
  7. 陣痛の痛み、どうだった?〜先輩ママの体験談〜
  8. 陣痛の種類や痛み…覚えておいて!

本陣痛前なのに痛みの感覚がある場合は、ハーブティーを飲んでリラックスするのも対処法の一つです。ハーブティーには気持ちを落ち着かせたり、血行を促進する効果があります。また、ノンカフェインなので妊娠・出産を迎える女性でも安心して飲むことができます。

ただし、現在薬を服用している人は飲み合わせにより副作用が出る可能性もあります。医師に確認してから飲むのが安全でしょう。

増田陽子

内科医

また身体を温めつつ、休める時にはゆっくりと休むようにいましょう。疲れが引き起こしている場合もあります。

本陣痛前の生理痛の痛みが来た時の対処法5.軽く身体を動かす

臨月で本陣痛にはまだ早いのに生理痛の痛みを感じる時は、軽く身体を動かすことも痛みの緩和に効果があります。ただし、激しい運動は避けるようにしましょう。ちょっとした散歩や、家事など軽く身体を動かすことがおすすめです。痛いからといってじっとしていると血流も悪くなり、痛みの感覚がより強くなることもあります。

ウォーキングしたり家事をしたりすることで気分転換をはかることも大切です。

増田陽子

内科医

急に激しく運動するのではなく、徐々に体を動かして行きましょう。

本陣痛前の生理痛の痛みが来た時の対処法6.アロマでリラックス

本陣痛前の生理痛の痛みが来た時の対処法として.アロマでリラックスする方法もあります。どうしても陣痛の痛みなどを想像して緊張してしまうかもしれません。そこで、アロマオイルを使って緊張をほぐすのもおすすめの対処法です。また、アロマオイルを使ったマッサージやハーブの香りが楽しめる入浴剤を使うのもいいですよ。

自分が好きな香りやリラックスできる香りを探してみましょう。ただ、アロマの種類によっては子宮収縮につながるものもあるため、注意が必要です。

本陣痛前の生理痛の痛みが来た時の対処法7.安静に過ごす

「痛みの感覚がとても辛い」と感じる場合は、一旦安静にして過ごすことで痛みが和らぐ場合もあります。最初に紹介したように、楽な姿勢や落ち着ける姿勢を見つけておくといいでしょう。また、妊娠・出産の症状は個人差があります。痛みに対して動いた方がいいのか安静にした方がいいのかなど、自分で自分の身体を注意深く観察することが大切です。

増田陽子

内科医

仕事も同じです。気が付かないうちに無理をしすぎている場合があります。妊娠は生涯で何回もできるわけではなく、また何かあった場合には大変なことになってしまう可能性も考えられます。ですので、まずは自分の体を労(いたわ)るようにしてください。

本陣痛前の生理痛の痛みが来た時の対処法8.呼吸法

臨月や本陣痛前の生理痛の痛みには、呼吸法も有効な緩和方法です。痛みに対しておすすめなのは腹式呼吸です。

痛みの感覚が強い時は、呼吸が浅くなりがちです。息を吐くよりも吸ってばかりになってしまいます。痛みの感覚が強い時はゆっくりと呼吸することを心掛けるようにしましょう。息を浅く小刻みに吐き出し、そしてゆっくりと大きく吸ってみましょう。慌てずにゆっくりと繰り返すことが大切です。

規則的な陣痛が来てからのお産の流れ

ここからは規則的な陣痛がきてからお産までの流れについて紹介します。陣痛の種類や痛みについて知ることも大事ですが、おおまかなお産の流れも知っておきましょう。不安の軽減に役立ちますよ。

分娩第一期

お産のおおまかな流れとしては、分娩第一期から第三期までがあります。分娩第一期とは、本陣痛が始まり子宮口が全開になるまでの時期を指します。まだ、病院に行くにはちょっと早い時期ですね。

ただ、経産婦であれば初産婦に比べてお産が進むのが早いため、そろそろ病院に連絡する必要があります。初産であれば、痛みはありますがまだ自宅にいても大丈夫な時期です。

分娩第一期(潜伏期)

分娩第一期における潜伏期は、陣痛が10~20分の間隔でおきます。出産までおよそ9時間から20時間かかるといわれています。また、この潜伏期では子宮口の大きさは0.2~0.5センチまで開くのです。痛みの感覚はそれほど強くはないでしょう。

分娩第一期(加速期)