産後に痔になった…治し方は?激痛・出血の症状は危険?原因・治療法などを解説!

【医師監修】産後の痔に悩まされるママは少なくありません。ちょっと恥ずかしくて相談しずらいですが、放置すると激痛になることも。産後に痔になる原因、出血などの症状、治療法、予防法などについて、先輩ママの体験談やドクターの助言を交えて解説します。参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 産後に痔になった…
  2. 産後に痔になりやすいのはいつからいつまで?原因は?
  3. 産後の痔の種類・症状は?
  4. 産後に痔になった場合の治し方は?
  5. 産後の痔は病院へ行くべき?治療法は?
  6. 産前・産後の痔を予防する方法
  7. 産後の痔の激痛エピソード
  8. 産後は痔にならないように注意しよう!

治療法①薬の処方

薬の処方が、最も簡単な治療方法です。痔の痛みや出血の症状を緩和させるために、軟膏などの塗り薬が処方されることが多いでしょう。薬の効果については個人差があります。ほとんどの場合、薬によって痔核が小さくなり、症状が改善されます。

治療法②注射

イボ痔の中でも内痔核の場合に限りますが、ALTA療法と呼ばれる注射療法で治療を行うこともあります。イボ痔に注射を打って硬化させ、血液が流入するのを防ぐことで出血を止め、大きさを縮小させる方法です。この方法であれば短期間の入院ですみ、施術後に痛みを伴いません。

ただし、人によっては副作用で熱が出たり、化膿(かのう)することもあるので専門医に相談しましょう。

治療法③手術

痛みや腫れの状態がひどい場合には、手術を行うこともあります。内痔核で、痔核が外に脱出して脱肛してしまった時は手術療法が一般的です。脱肛しても、排便時のみで自然に元に戻る場合は薬療法で様子を見ます。指で押し込まないと元に戻らなかったり、押し込んでも元に戻らず脱肛したままの状態になる場合は、痔核を手術によって切除します。

痔の症状が軽いうちであれば、薬の処方で治るケースがほとんどです。恥ずかしがって我慢していると、痔が悪化して慢性化してしまうこともあります。症状に気づいたら、ひどくなる前に病院を受診し、適切な治療を受けることをおすすめします。

(産後の頭痛の原因や対処法については以下の記事も参考にしてください)

産後の頭痛の原因や対処法は?いつまで?病気の可能性は?体験談あり

産前・産後の痔を予防する方法

産前や産後の痔を予防するには、どうすればよいのでしょうか?痔を予防するには、まずは便秘にならないような生活を送ることが一番です。痔は、いつまでも治らないと慢性化してしまうこともあります。そうならないよう、ここでは痔を予防する方法を紹介します。

産前・産後の痔を予防する方法その①こまめに水分補給する

便秘にならないよう、まずはこまめに水分補給をしましょう。妊娠中はつわりで水分が取れなかったり、産後は母乳を分泌する影響で体内の水分が不足しがちになったりします。ひどいつわりで水が飲めない場合は、炭酸水などもおすすめです。水やカフェインレスのお茶を、1日最低2リットルを目安に取るようにしましょう。

増田陽子

内科医

水分を適切に取っていれば、大便も硬くなりません。

産前・産後の痔を予防する方法その②トイレに行くことを習慣化する

トイレに行くことを習慣化しましょう。産後は赤ちゃんのお世話で忙しく、つい便意を感じてもトイレを我慢してしまいがちになります。しかし、これを繰り返していると便秘になりやすくなってしまいます。赤ちゃんが泣いていても、トイレには我慢せずに必ず行くようにしましょう。なるべく朝に排便することを習慣化するようにしてください。

産前・産後の痔を予防する方法その③適度な運動をする

適度な運動をすることも、痔を予防するために効果的な方法です。ウォーキングやスイミング、ストレッチなどを無理のない範囲で行うようにしましょう。適度な運動をすることで腸の動きがよくなり、全身の血行もよくなります。ただし、産前産後の運動は必ず医師の判断を仰ぐようにしてください。痔の予防も大切ですが、産後は体の回復を優先させましょう。

産前・産後の痔を予防する方法その④食物繊維をしっかり摂る

食物繊維をしっかり取りましょう。バナナや海藻、こんにゃく、豆類など、食物繊維を多く含む食品を積極的に取ってください。産後はなかなか1日3食しっかり食事を取ることも難しいかもしれませんが、便秘にならないためにも食生活はとても重要です。赤ちゃんのお世話の合間に、しっかりと栄養をとってください。

産前・産後の痔を予防する方法その⑤体を温める