胎児の成長過程は?身長・体重・様子は?妊娠初期〜臨月まで画像で紹介!

【医師監修】「赤ちゃんは大きい、小さい」ーママは妊娠中、胎児の身長や体重の伸び具合が気になります。改めて胎児の成長過程を妊娠初期から臨月まで画像や先輩ママの体験談、ドクターの助言を交えて紹介します。成長の早い、遅いに伴う障害の可能性も指摘、参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 胎児の妊娠時期別の成長過程を見てみよう!
  2. 妊娠初期の胎児の成長過程
  3. 妊娠中期の胎児の成長過程
  4. 妊娠後期・臨月の胎児の成長過程
  5. 胎児の成長が早い・遅い場合に障害が出る可能性は?
  6. 胎児の成長スピードはどんな感じだった?〜先輩ママの体験談〜
  7. 胎児の成長を見守って

妊娠16週~27週までの期間を「妊娠中期」と呼びます。妊娠中期は別名「安定期」と呼ばれています。胎盤が完成することで流産のリスクが下がり、多くの人がつわりの症状が治まる頃です。このため、妊娠期間を通して比較的過ごしやすい時期と言われています。

また、16週~20週頃には少しずつ胎動を感じる人が増えていきます。その分子宮も大きくなります。妊娠後期が近づいてくるにつれて、どんどん胃の圧迫感や肺が圧迫されて息苦しさを感じる人が増えていく時期でもあるのです。

赤ちゃんの成長スピードは妊娠初期が一番個人差が少ないと言われています。成長スピードの速い赤ちゃん、遅い赤ちゃんが少しずつ出てくる時期です。妊娠月数ごとの赤ちゃんの大きさを平均値で紹介するので、ぜひ参考にしてください。

妊娠5カ月【16週~19週】の胎児の大きさ

妊娠5カ月に入ると少しずつ胎動を感じる人が出てきます。胎動を感じ始める時期にも個人差があるのです。経産婦さんは比較的早い段階で胎動を感じることが多いといわれています。しかし、妊娠5カ月を越えても胎動がないからといって過度に不安を感じることはありませんよ。

また、角度によっては外性器が発達してエコー画像に写るようになり、妊娠5カ月の検診で性別が分かることも少なくありません。病院によってさまざまですが、気になる人は超音波検査の際に医師に質問してみるといいでしょう。

<赤ちゃんの身長・体重の平均値>
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・身長:約25~26cm
・体重:約300g
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(胎動については下記の記事も参考にしてください)

胎動がポコポコ動いてかわいい!どんな感覚?お腹の中の赤ちゃんは何してるの?

妊娠6カ月【20週~23週】の胎児の大きさ

妊娠6カ月に入ると赤ちゃんの骨や筋肉が発達して、多くのママが胎動を認識し始めます。この頃はまだ子宮のスペースにも余裕があります。このため、胎動を強く感じる場所が上下左右頻繁に変わることも少なくはありません。逆子になることも多いですが、この時期はまだ赤ちゃんが動くスペースがあるので過度に心配することはありません。

また、赤ちゃんの脳が発達し耳が聞こえるようになるのもこの時期だといわれています。パパやママの声に反応して胎動を返してくれることもありますよ。「キックゲーム」という遊びもあります。一度試してみてください。

7歳男児ママ

33歳

息子は初期から成長がゆっくりでとても心配していました。けれど6カ月の頃からは胎動もあり、たまに大きな音に反応することもあったので少し安心要素にはなりました。

<赤ちゃんの身長・体重の平均値>
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・身長:約25~30cm
・体重:約350~650g
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妊娠7カ月【24週~27週】の胎児の大きさ

妊娠7カ月になると大きくなった子宮に胃や肺が圧迫されて、後期つわりの症状に悩まされる人が徐々に増えていきます。また胎動の位置も広範囲になるため、膀胱(ぼうこう)を蹴(け)られた刺激で尿漏れしたり、胃を蹴られた刺激で嘔吐してしまうママもいるのです。

赤ちゃん自身は、この時期にまぶたが完成してまばたきをするようになります。目鼻立ちもはっきりしてくる時期です。4Dエコーや3Dエコーの画像で見ると、タイミングがあえば赤ちゃんの顔をしっかり確認することができるでしょう。

<赤ちゃんの身長・体重の平均値>
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・身長:約30~35cm
・体重:約1,000g
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妊娠後期・臨月の胎児の成長過程

妊娠後期になると大きくなった子宮でさまざまな内臓や血管が圧迫され、新たなマイナートラブルに悩まされる人が増えていきます。特に後期つわりや便秘、腰痛に悩まされる人が多くなります。赤ちゃんも成長して力が強くなるため、胎動で痛みを感じる人も少なくありません。

出産直前になると赤ちゃんが骨盤のほうへ下がることで子宮も下がるため、胃や肺の圧迫感が軽減されることが多くなります。そうなると、いよいよ出産です。出産準備や入院準備の最終確認をしておくようにしましょう。

赤ちゃんの成長スピードには遺伝や両親のDNAが深く関係しているといわれています。出産する頃の赤ちゃんの大きさは2500g~4000gと標準体重でも1500gの差があります。赤ちゃんが大きすぎる、小さすぎると心配な場合はママ・パパの出生体重や身長も確認してみるといいでしょう。

妊娠8カ月【28週~31週】の胎児の大きさ

妊娠8カ月頃には赤ちゃんの網膜が完成して、まばたきをすると周囲の明暗を感じられるようになります。皮下脂肪もしっかりつくため、それまで赤ちゃんの体を覆っていた『胎脂』と呼ばれる白いクリーム状のものが徐々に取れていくのです。

また、体も大きくなって子宮のスペースもせまくなり、8カ月後半ごろには子宮内での赤ちゃんの位置がほぼ確定されます。この時期に逆子だと逆子体操を勧められることもあります。医師と相談しながら対策を行っていくようにしましょう。

<赤ちゃんの身長・体重の平均値>
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・身長:約40cm
・体重:約1,500~1,800g
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(逆子を治す方法については下記の記事も参考にしてください)