胎児の成長過程は?身長・体重・様子は?妊娠初期〜臨月まで画像で紹介!

【医師監修】「赤ちゃんは大きい、小さい」ーママは妊娠中、胎児の身長や体重の伸び具合が気になります。改めて胎児の成長過程を妊娠初期から臨月まで画像や先輩ママの体験談、ドクターの助言を交えて紹介します。成長の早い、遅いに伴う障害の可能性も指摘、参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 胎児の妊娠時期別の成長過程を見てみよう!
  2. 妊娠初期の胎児の成長過程
  3. 妊娠中期の胎児の成長過程
  4. 妊娠後期・臨月の胎児の成長過程
  5. 胎児の成長が早い・遅い場合に障害が出る可能性は?
  6. 胎児の成長スピードはどんな感じだった?〜先輩ママの体験談〜
  7. 胎児の成長を見守って
逆子を治す方法は?いつまでに治せば大丈夫?効果的な体操・寝方などを紹介!

妊娠9カ月【32週~35週】の胎児の大きさ

妊娠9カ月になると、内臓が完成し、今までシワが多かった皮膚にハリが出てきます。髪の毛や産毛もしっかり生えてくるでしょう。赤ちゃんによってはエコーに髪の毛が写ることもありますよ。この頃にはもう見た目は新生児と変わりがありません。

34週になると肺がほぼ完成します。そのため、万が一早産になってしまっても後遺症なく育っていく可能性は日を追うごとに高くなっていきます。しかし、できるだけ長くお腹で赤ちゃんを育てたい時期でもあります。頻繁に張りを感じたりおりものが水っぽかったりと不安がある場合は早めに医師に相談しましょう。

<赤ちゃんの身長・体重の平均値>
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・身長:約45cm
・体重:約2,000~2,500g
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妊娠10カ月【36週~39週】の胎児の大きさ

妊娠10カ月は別名「臨月」と呼ばれ、もういつ出産に至ってもおかしくない時期です。赤ちゃんも外の世界に出る準備をして、ママの骨盤内に降りるため出産が近づくと胎動が少なくなることが多くなります。胎動がなくなることはありません。胎動を全く感じなくなった場合は速やかに病院に行くようにしましょう。

予定日である40週0日頃には、赤ちゃんは平均で身長が約50cm、体重が約3000gまで成長しています。この頃は成長スピードにかなりの個人差があるため、予定日前に推定体重が3000gを越える赤ちゃんも少なくありません。医師に特別な診断を受けていない場合は、個人差の範囲なので過度に不安を感じないようにしましょう。

<赤ちゃんの身長・体重の平均値>
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・身長:約50cm
・体重:約3,000g
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リエ先生

産婦人科医

臨月の頃には2500gを超える赤ちゃんが増えてきますが、個人差があります。反対に赤ちゃんが大き過ぎる場合には、出産後赤ちゃんが低血糖になったり、赤ちゃんが産道を通れずに帝王切開になったりすることがあります。

胎児の成長が早い・遅い場合に障害が出る可能性は?

赤ちゃんの成長過程はエコー画像で測定していきます。しかし、このエコー画像での測定には誤差が10%前後生じているといわれています。また、赤ちゃんの成長スピードは個人差が大きいため、成長が早い、遅いだけで障害が出る可能性が高いとは言えないでしょう。

成長スピードは個人差が大きいものの、成長過程で障害が出る恐れが高まるのかどうかはとても気になります。赤ちゃんの成長が早い場合、遅い場合に分けて障害が出る可能性とその要因を紹介していきます。

胎児の成長が早い場合の障害が出る可能性

赤ちゃんの成長スピードがあまりにも早い場合、出生体重が4000gを越える巨大児となる可能性が出てきます。成長の早い赤ちゃんは、両親からの遺伝が関係していることが多くあるといわれています。赤ちゃんのパパ・ママや親族に体が大きい人はいませんか?

赤ちゃんの成長スピードが極端に早い場合は妊娠糖尿病が疑われることがあります(※2)。基本的には問題がないことも多いですが、心配な場合は早めに医師に相談するようにしましょう。

(妊娠糖尿病については下記の記事も参考にしてください)

妊娠糖尿病の検査で基準値超え?再検査までの食事で気をつけること

胎児の成長が遅い場合の障害が出る可能性

エコー画像で赤ちゃんの大きさを計測して、成長スピードが著しく遅い場合は胎児発育不全の可能性が出てきます。胎児発育不全の原因には、胎児の染色体異常や胎盤の異常などがあります。母体側の原因で挙げられるのは妊娠高血圧症候群と喫煙です。

胎児発育不全と診断された場合、重症度や要因となっている事柄にもよりますが、標準的な大きさで出生した赤ちゃんに比べて障害が出るリスクが約2倍になるといわれています。

赤ちゃんの成長が遅いということも遺伝が関係していることがあります。赤ちゃんの成長が遅いから障害の可能性が必ず高まるとは言えません。心配なことや不安なことはその都度医師と相談していくようにしましょう。

(妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)については下記の記事も参考にしてください)

妊娠中毒症とは?原因・症状は?食事などでむくみを予防する方法や胎児への影響など解説

胎児の成長のスピードは個人差が大きい

赤ちゃんの成長スピードが平均値から大きく外れていると、障害が出るのでは…と不安になる人は少なくないでしょう。確かに、なんらかの原因によって赤ちゃんの成長スピードが著しく平均値からずれているということもあります。

しかし、赤ちゃんの成長する早さや赤ちゃんの大きさというのは個人差がとても大きく、両親の遺伝やDNAの情報が関係していることが多いのです。

また、あまり赤ちゃんの大きさを気にしすぎてしまうと、それがストレスになってしまうこともあります。ストレスやプレッシャーは赤ちゃんにとってもママにとっても良いものとは言えません。不安は医師に吐き出すといいでしょう。

バランスの良い食事を取り、しっかりと睡眠をとってゆったりとした気持ちで赤ちゃんの成長を感じられるようにしていきましょう。