エコー写真の見方を妊娠時期別に解説!保存方法や性別・ダウン症を判断できる方法も

【医師監修】お腹の赤ちゃんの様子を撮るエコー写真。ママ、パパは見るのがとっても楽しみです。いわば、わが子の唯一無二の記録でもあるエコー写真の見方を妊娠時期別に、また保存方法や性別、ダウン症の判断などについて先輩ママの体験談やドクターの指摘を交えて説明します。

Contents
目次
  1. エコー写真とは?
  2. エコー写真の種類
  3. 妊娠時期別のエコー写真の見方
  4. エコー写真での胎児の性別の見分け方は?
  5. エコー写真でダウン症かどうか判断できる?
  6. エコー写真で流産や子宮・卵巣の病気・排卵まで見えるって本当?
  7. エコー写真のおすすめの保存方法
  8. エコー写真の見方をマスターしよう!

エコー写真とは?

みなさんはエコー写真がどんなものか知っていますか?妊娠がわかると定期的に妊婦健診を行いますが、そのときに行う超音波検査をエコーと呼びます。そのエコーで映し出された結果を写真にしたものが、エコー写真です。最初はエコー検査に慣れないかもしれませんが、お腹の中で成長していく赤ちゃんが見られるため、次第に楽しみになっていく人も多くいます。

エコー写真は、生まれる前とはいえママにとっては大事な赤ちゃんの写真です。妊婦健診でエコー写真をもらうたびに、大事に保存しているママは多いでしょう。また、ただ赤ちゃんの様子を観察するものではなく、順調に赤ちゃんが育っているかどうかをチェックする大事な検査でもあります。

医師はエコー検査で、赤ちゃんの臓器の発達が順調に進んでいるかや、胎盤にトラブルがないかなどを確認しています。

エコー写真の種類

エコー写真には種類があることを知っていますか?妊婦検査や、その他の病気を調べるために一般的に使われているのは2Dエコーです。続いて、立体的に捉えることができる3Dエコー、そして立体的かつ動画として見ることができる4Dエコーがあります。

お腹の中の赤ちゃんを立体的な動画で見られるなんて、ママやパパにとっては励みになりますよね。

2Dのエコー写真

現在でもエコー検査といえば、2Dのエコー写真が一般的ですね。2Dエコーの特徴は、平面であることです。そのため、立体的な表現はされません。2Dエコーでの赤ちゃんの見方は、白い部分が骨、グレーの部分は内臓や脂肪・筋肉、黒い部分は羊水や血液です。

2Dのエコー検査は、妊娠初期には経膣法で行われます。経膣法は、検査器具を膣の中にいれて検査する方法です。リラックスしていれば、ほぼ痛みはありません。妊娠中期になると、経腹法といって、お腹の外からエコーを当てて検査するようになります。

増田陽子

内科医

エコーはローラーのようなセンサーに専用のジェルを塗り、お腹をなぞるだけです。痛みもなく胎児にも負担がかからない検査です。

3Dのエコー写真

2Dのエコー写真は平面であることが特徴でしたが、3Dのエコー写真では胎児が立体的に見えます。3Dエコーの場合は、経腹法で検査を行います。胎児の様子が立体的に表現されるため、赤ちゃんの向きによっては表情がわかることもありますよ。また、どちらを向いていても、どんな格好で寝ているかなどの仕草がわかるのも嬉(うれ)しいですよね。

お腹の中の赤ちゃんをより身近に感じられるのではないでしょうか。

1児のママ

30代前半

妊娠中期を過ぎてからはじめて3Dのエコー検査を受けました。近所の産婦人科にはおいてなかったので、わざわざおいてある病院にいってエコー検査をやってもらいました。旦那にはそこまでしなくてもって言われましたが、行ってみて良かったです。感動しました。

3Dエコーは検査器具がおいてある病院と、そうでない病院があります。最初から、3Dエコーでのエコー写真を希望するのであれば、病院を選ぶときに確認するといいでしょう。エコー写真を思い出に残したい人にとっては、2Dと3Dでは大きな差がありますよね。のちほど、エコー写真の保存の仕方についても紹介していきます。参考にしてください。

妊娠6カ月

20代後半

先日、はじめて3Dエコーをやってもらいました。赤ちゃんの姿が立体的に見えるっていうのは聞いていたんですが、想像以上に顔がしっかりと見えてとても感動です。鼻のかたちがパパにそっくりで、わが家ではその話題でもちきりです。早く生まれてきてほしいなぁ。

3Dエコーでは、赤ちゃんの顔や身体をより鮮明に見ることができます。エコー検査をしたときの、体勢や向きによっては、目元や口元などの特徴もしっかりと見えます。妊娠・出産を不安に感じるママは多いですが、より鮮明な赤ちゃんの姿を見て励みになったという人もたくさんいます。

増田陽子

内科医

3Dエコーでは、初めて見る方でも赤ちゃんの角度によっては性別も分かります。ですので、現在では大変人気があります。

4Dのエコー写真