予定帝王切開日はいつ決まる？手術の流れ・入院準備は？体験談を交えながら解説

予定帝王切開の費用は、診療報酬点数表によると20万1400円になります。この費用にさらに通常の分娩費用や入院費用も加わるため、金銭面で不安を感じる方も多いでしょう。

しかし、帝王切開手術は自然分娩と異なり保険が適用されます。自己負担は3割ですむので、それほど高額になるわけではありません。また、帝王切開の費用は高額療養費制度によって返還される場合もあります。自分の条件が当てはまっているか確認し、必要な手続きを取りましょう。

さらに、医療保険にも帝王切開の費用をカバーするものもあります。予定帝王切開が決まったら、一度自分の保険を確認してみることをおすすめします。

一般的に産休は、産前6週からとることができます（※3）。しかし、予定帝王切開の場合は、ほとんどが妊娠38週での出産となるため産休が短くなってしまいますよね。そのため、予定帝王切開の場合の産休は、予定帝王切開日を起算日として取得可能とされています。

予定帝王切開日がぎりぎりまで決まらない場合は、およその日付で病院から診断書を出してもらい産休を取得することができます。

予定帝王切開前に陣痛や破水が起こった場合、どうしたらよいのでしょうか。ここからは、予定帝王切開前の陣痛や破水についての注意点について解説していきます。

（陣痛前の破水については以下の記事も参考にしてみてください）

予定帝王切開日よりも前に陣痛があった場合、そのまま出産につながる危険性があるため緊急帝王切開に切り替えて手術が行われることになります。そのため、少しでも「陣痛かな？」と感じた時は、すみやかに病院に連絡するようにしましょう。陣痛が起こり出産の兆候がある場合は、入院準備をして病院に行く必要があるでしょう。

破水とは一般的に陣痛のピークに起こるものです。しかし、その破水が陣痛前に起こる「前期破水」というものもあります。予定帝王切開日よりも前にこの前期破水が起こってしまった場合、胎児の感染や早産というリスクも考えられるため注意が必要です。

陣痛を感じた時と同様に、破水した時もすみやかに受診しましょう。破水が起きた時も、緊急帝王切開になる可能性が高くなります。病院へ行くときは、入院準備を忘れずにしていきましょう。