妊娠超初期の腹痛はいつまで続く?原因は?要注意なお腹の痛みの症状も!

【医師監修】妊娠超初期に腹痛に悩む妊婦さんは少なくありません。妊娠超初期という不安定な時期に腹痛まで起きては、不安が募るばかりです。改めて妊娠超初期の腹痛の期間、原因、病院に行くべき要注意な痛みなどについてドクターの助言を交えて説明します。参考にしてください。

専門家監修 | 産婦人科医 リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。

目次

  1. 妊娠超初期から妊娠初期は腹痛が頻繁に起こる?
  2. 妊娠超初期から妊娠初期の腹痛の原因
  3. 妊娠超初期症状で起こる腹痛の特徴
  4. 妊娠超初期の腹痛で病院に行くべき要注意な症状
  5. 妊娠超初期の腹痛…まずは体を休めて

妊娠超初期から妊娠初期の腹痛の原因に、異所性妊娠も挙げられます。異所性妊娠は子宮外妊娠と呼ばれ、危険な症状のひとつです。

異所性妊娠とは、何らかの異常があり、受精卵が子宮内膜以外の場所で着床してしまうことです。子宮内膜以外の場所とは、主に卵管、卵巣、子宮頸管(けいかん)などです。異所性妊娠を発症する確率は、どの妊婦さんにもあります。(※3)

異所性妊娠を放っておくと、最悪の場合は母体の命に危険が及ぶこともあります。ただ、異所性妊娠の場合でも、妊娠検査薬で陽性反応が出るため、自分で見分ける方法はありません。妊娠検査薬で陽性反応が出たにも関わらず、ひどい出血や腹痛が起こった場合は異所性妊娠の可能性があります。早急に病院に行きましょう。

感染症による痛み

性感染症による痛みが原因で、腹痛が起こることもあります。妊娠を望んでいる場合は避妊せずに性行為を行うでしょう。避妊をしないことで妊娠の確率は上がります。しかし、性感染症のリスクも上がるのです。

妊娠超初期に、性感染症にかかっている場合は、陣痛と同じくらい強い子宮収縮を促してしまうことになります。陣痛とは赤ちゃんを子宮の外へ出そうとする力のことです。それが妊娠超初期に起こってしまった場合、流産になる確率が非常に高くなります。

子宮筋腫による痛み

妊娠超初期から妊娠初期の腹痛は、子宮筋腫による痛みが原因の場合もあります。子宮筋腫は、基本的にはそのまま妊娠が継続可能だとされています。しかし、筋腫の場所や大きさによっては手術や経過観察の必要があります。

妊娠をすると生じるホルモンバランスの変化は、子宮筋腫にも影響を与えます。ホルモンバランスの変化により子宮筋腫が大きくなりやすくなるため、痛みも生じやすくなってしまうのです。子宮筋腫は、膣内エコーで観察する必要性があります。過去に子宮筋腫があると言われた人は、早期に病院を受診するようにしてください。

妊娠超初期症状で起こる腹痛の特徴

妊娠超初期は妊娠0~3週のことを指します。妊娠が判明するのは、早い人で生理予定日前後の妊娠4週、通常は妊娠検査薬が使用できるようになる妊娠5週目以降です。今痛いと感じる腹痛は、妊娠超初期に起こる下腹部痛なのか妊娠の兆候として起こっているものなのか、それとも生理前症状として起こっているものなのかの見分け方が非常に難しいのです。

妊娠を希望している女性や妊娠の疑いがある人は、下腹部痛が起こっても安易に薬を服用しないでください。

(下腹部痛については以下の記事も参考にしてください)

妊娠初期の「お腹の張り」の原因と対策!下腹部痛を伴うと危険?

生理前の腹痛と妊娠超初期症状の腹痛の場所の違い

生理前の腹痛と妊娠超初期症状の腹痛の場所の違いは、妊娠の兆候で起こる腹痛は下腹部にほぼ限定されるのに対し、生理前に起こる腹痛のほとんどはお腹全体です。このため、下腹部痛が起こった場合は妊娠の兆候だと疑っても良いでしょう。

生理前の腹痛と妊娠超初期症状の腹痛の痛み方の違い

生理前の腹痛と妊娠超初期症状の腹痛の痛み方の違いは、次のようなことです。

生理前は下腹部にズーンと重い痛みを訴える女性が多いでしょう。一方、妊娠の兆候で起こる下腹部痛はチクチクした痛み、お腹が引っ張られるといった症状のようです。重い痛みであれば生理が来る証拠、チクチク突き刺さるような痛みであれば妊娠の兆候かもしれません。

妊娠超初期症状の腹痛はいつまで続くもの?

妊娠超初期症状の腹痛がいつまで続くかは人それぞれです。悪阻と同じで症状が軽い人や重い人、数日で終わった人や出産するまで続いた人など個人差があります。腹痛の症状がひどい場合は、医師に相談して薬を処方してもらうことを考えても良いでしょう。

妊娠超初期の腹痛で病院に行くべき要注意な症状

基本的に妊娠超初期症状で起こる腹痛は、安静にしていれば治まるものがほとんどです。しかし、安静にしているにも関わらず、いつまでも痛みが解消されない場合や出血をしている場合は、病院を受診しましょう。

お腹の痛みがいつまでも治らない場合は、痛みが出始めた時期や痛みの具合、出血の有無やおりものの状態などを明確に医師に伝えられるようにメモをとっておくといいでしょう。

妊娠超初期の危険なお腹の痛み

横になっているにも関わらず、1時間に何回も痛みを感じたり、いつまでも腹痛が治まらない場合は、妊娠超初期に起こる危険なお腹の痛みかもしれません。眠れないほどの痛みや痛み止めを服用したいほど痛む場合は医師に相談してください。

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