心拍確認っていつからできる?妊娠何週目?確認後の出血は流産の兆候?

【医師監修】心拍確認ができるまでの期間は、妊婦さんにとっていつまでも不安ですよね。この記事では、心拍確認はいつからできるのか、心拍確認の方法、できない時の理由など詳しく紹介します。さらに、心拍確認後の流産に繋がる兆候や、過ごし方、先輩ママの体験談も紹介します。

Contents
目次
  1. 心拍確認とは?
  2. 心拍確認はいつからできる?妊娠何週目?
  3. 心拍確認の方法は?
  4. 心拍確認ができない理由は?
  5. 心拍確認後の流産に繋がる兆候は?
  6. 心拍確認後の過ごし方
  7. 心拍確認はいつ頃からできた?〜先輩ママの体験談〜
  8. 心拍確認ができなくても焦らないで…!

心拍確認とは?

心拍確認とは、お腹の中の赤ちゃんの心臓の動きを確認することをいいます。妊娠すると、赤ちゃんを包む胎嚢がつくられます。その中に胎芽が確認されたあと心拍が確認できるのです。赤ちゃんの心拍確認ができると、ようやく正常な妊娠と確定できるようになります。

カズヤ先生

産婦人科医

具体的には産婦人科の診察時に、経膣超音波で子宮内の胎芽の中に「チカッ、チカッ、チカッ」と点滅する信号のようなシグナルを見ることができます。 これを胎児心拍、と言います。

(妊娠の経過については以下の記事も参考にしてみてください)

胎嚢が小さい…原因は?流産の可能性・心拍確認後の出産への影響など解説

心拍確認はいつからできる?妊娠何週目?

心拍確認ができるのは、一般的には妊娠5週の後半からとされています。いつ、何週目で心拍確認できるのかには個人差もありますが、ほとんどの場合妊娠7週目頃までには心拍確認ができるのです(※1)。

妊娠7週をすぎても心拍確認ができない場合は流産の可能性も考えられます。しかし「いつまでに心拍確認ができなければ流産になってしまう…」とあまり心配しすぎる必要はありません。

(妊娠6週目については以下の記事も参考にしてみてください)

【医師監修】妊娠6週目には出血や腹痛はあるの?心拍は確認できる?

心拍確認の方法は?

心拍確認の方法には、経腟超音波法(経腟エコー)と経腹超音波法(経腹エコー)の2種類の方法があります。妊娠初期に心拍確認をする場合は、経腟超音波法(経腟エコー)という方法で確認をします。

経腟超音波法(経腟エコー)とは、棒状の器具を膣内に入れて胎嚢や胎芽の様子をエコー画像に映し出す方法です。子宮付近まで映し出せるため、妊娠初期の小さな赤ちゃんの様子を確認することができます。

妊娠12週以降になると、お腹の中の赤ちゃんの様子は経腹超音波法(経腹エコー)という方法で確認します。お腹の上から器具をあて、お腹の様子をエコー画像に映し出す方法です。

心拍確認ができない理由は?

一般的に心拍確認できる時期に心拍が確認できないと「いつ確認できるのだろう…」と心配になりすよね。心拍確認できないのには、いくつかの理由が考えられます。

心拍確認ができない理由【妊娠週数に誤差がある】

サービス業

20代

妊娠7週に入っても心拍確認ができず「いつになったら確認できるの…」と不安だったけど、結局妊娠週数がずれてたみたいで8週に入ってから確認できました。

生理が不規則だからか、排卵日もかなりずれてたみたい。心拍確認できるまでは本当に不安で眠れない日々だったよ。

心拍確認できない理由として考えられるのが、妊娠週数がずれていることです。妊娠何週であるかは最終生理日を0週0日として計算しますが、生理が不規則だったり生理日を間違っていると実際の週数と誤差がある場合があります。妊娠何週かがずれてしまうと、心拍確認が遅れることもあります。

心拍確認ができない理由【胎児の位置】