破水したらどうすべき?救急車は呼ぶ?尿漏れとの見分け方、対処法など解説

【医師監修】破水したらどう対応すればいいのでしょうか。改めて破水の種類、尿漏れとの見分け方、病院への移動手段、救急車の是非、破水後のNG行為、便利アイテム、出産までの経緯などについて解説します。先輩ママの体験談やドクターの助言もあるのでぜひ参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 破水とは?どんな種類がある?
  2. 破水と尿漏れの見分け方は?量や出方など!
  3. 破水したら病院へ行くべき?救急車は呼んでもいい?
  4. 破水したら出産までどれくらい?
  5. 破水したらしてはいけないNG行為は?
  6. 破水したときの対処法!便利なアイテムは?
  7. 破水からお産が始まった人たちの体験談!
  8. 破水したらすぐに病院へ行こう!

破水すると「早く病院に行かなきゃ」「救急車を呼ばないと生まれるかも」と焦ってしまいます。破水をしてから出産まで、どのくらいの時間がかかるのでしょうか?

陣痛より先に破水が起きた場合、破水から24時間以内に陣痛がくるといわれています。また、子宮口が全開になったタイミングで破水が起きた場合は、初産婦で約1~2時間、産経婦で約30分から1時間ほどで出産になります。

そうはいっても破水から出産までの時間には個人差がありますので、破水から出産までの正確な時間を予測することは難しいかもしれません。おおよその目安として覚えてみてくださいね。

カズヤ先生

産婦人科医

破水しても、全く陣痛がこない場合は、正期産に入っていれば分娩誘発を行っていくことになります。 方法は様々で、子宮頸管(けいかん)を柔らかくする注射や、子宮口を開大させるバルーンを挿入したり、内服や注射の陣痛誘発剤を使用していきます。

(陣痛から出産までの時間については以下の記事も参考にしてください)

陣痛が5分間隔でくる!痛くない?出産までの時間や子宮口の状態など!

破水したらしてはいけないNG行為は?

破水したあとにやってはいけないことを紹介していきます。妊娠中の妊婦さんは免疫力が低下していますね。破水をした後は子宮が細菌感染してしまう危険性も高いので、慎重に行動しなければなりません。

入浴、シャワー

卵膜は、細菌などから赤ちゃんを守る役割を持っています。その卵膜が破れて破水した後にお風呂に入ったりシャワーをしたりすると、子宮に細菌が入り込み、お腹の赤ちゃんが感染してしまう可能性があります。

入浴中に破水した場合や、破水に気づかずに入浴をしていた場合は産婦人科に電話をしましょう。破水が起きてから今までの状況を伝えてください。また、入浴と同じように細菌に感染してしまう可能性があるので、ウォシュレットの使用も避けましょう。

動き回る

破水したあと痛みを感じなければ、入院の準備などのために動き回ってしまいます。しかし、破水のあと動き回ると羊水が流れ続けてしまうことになります。羊水が外に流れ過ぎてしまうと胎児に十分な酸素や栄養素が届けられなかったり、臍帯脱出の症状が起きる可能性があります(※2)。

破水をしたら、赤ちゃんの安全を考えて静かに過ごしてください。

車の運転

破水をしたら、車の運転も避けましょう。破水をしていると気持ちが焦ってしまいますし、集中力が切れてしまうこともあるでしょう。また、途中で陣痛が始まった場合、事故の原因になることも考えられます。産婦人科が近くても陣痛タクシーを呼ぶなど、自分で運転する以外の移動手段をとりましょう。

破水したときの対処法!便利なアイテムは?

妊娠後期なら、破水した時に便利なアイテムを常備しておきたいましょう。破水した時の対処法と、便利なアイテムを紹介していきます。

(妊娠中の尿もれの対処法については以下の記事も参考にしてください)

妊娠中は尿漏れしやすい?原因と対策!妊婦の尿もれ必須アイテム5選!

ナプキン

破水したあと、羊水が少しずつ流れ続けることもあるので、服や下着を守るためにナプキンを常備しておきましょう。夜用のナプキンなど、大きくて厚いものを持っていれば安心です。産褥(さんじょく)パッドを持つことも対処法として有効ですね。

布ナプキンを使用する場合は、よく洗って清潔にしておきましょう。羊水の量が多いと漏れてしまう可能性もあるので、2枚以上用意することをおすすめします。