臨月に車、自転車の運転はNG?いつまでOK?身体へのリスク・注意点を解説!

【医師監修】臨月は出産を控えた時期ですが、移動は車などに頼らざるを得ない妊婦さんもいます。臨月に車や自転車を運転する際のリスク、注意点などについて先輩ママの体験談やドクターの助言を交えて解説します。おすすめのマタニティシートベルトも紹介、参考にしてください。

Contents
目次
  1. 臨月に車・自転車の運転は絶対NG?
  2. 臨月の妊婦さんが運転をする5つのリスク
  3. 臨月での車、自転車の運転はいつまでOK?
  4. 臨月に運転をする場合の1回当たりの時間の目安は?
  5. 臨月の妊婦さんが車、自転車を運転をする際の注意点8つ
  6. 臨月の妊婦さんが車を運転する時…シートベルトはどうするべき?
  7. 妊婦さんが車・自転車を運転する時に必要な持ち物7選
  8. 臨月に車・自転車を運転した〜先輩ママの体験談〜
  9. 臨月の妊婦さんは運転に注意して!

臨月に車・自転車の運転は絶対NG?

臨月に入ると、もうすぐ赤ちゃんに会える喜びと出産への不安な気持ちが入り交じってそわそわしてきます。産まれる前に色々と準備しておかなければと、急に慌ただしくなるママも多いのではないでしょうか。しかし、そんな時に気になるのが車や自転車の運転です。

臨月に入り、妊娠37週目を過ぎるといつ出産してもおかしくない状態になります。この時期は万が一の事態に備えて対処法を考えておくことが必要です。車や自転車の運転が絶対にいけないというわけではありませんが、その時のリスクや注意点を紹介します。ぜひ参考にしてください。

(妊婦の車・自転車の運転については以下の記事も参考にしてください)

妊婦の車・自転車の運転での注意点まとめ!妊娠初期〜後期別の対策も

臨月の妊婦さんが運転をする5つのリスク

臨月の妊婦さんが車や自転車を運転すると、実際にどんなリスクがあるのでしょうか。臨月の妊婦さんが覚えておくべきリスクを5つ紹介します。

臨月の妊婦さんが運転をするリスク①体に負担がかかる

臨月の妊婦さんが車を運転をするリスクは、まず体に負担がかかることです。長時間同じ姿勢でいると腰やお腹に負担がかかってしまいます。また、車の運転には緊張感がつきまとい、緊張感が長時間続くことで子宮収縮を促してしまうことがあるので注意が必要です。

臨月の妊婦さんが運転をするリスク②陣痛や破水が起こることがある

この時期になると、いつどこで陣痛や破水が起こってもおかしくないということを理解しておきましょう。運転している場所によっては、陣痛や破水が起こってもすぐに対処できないことがあります。

YOTSUBA専属ライター

(30代前半)

上の子の幼稚園の送り迎えにどうしても車を使う必要があり、いつまで大丈夫なのか気になりながら、結局出産ぎりぎりまで乗っていました。でも、いつ陣痛や破水が起こるかヒヤヒヤしながら乗っていたのでとても疲れたのを覚えています。臨月の運転はあまりおすすめしません。

いつまで乗っても良いという決まりがないので自分で判断するしかありませんが、臨月で出産目前の場合はやはり車の運転は控える方がいいいでしょう。

臨月の妊婦さんが運転をするリスク③注意力、集中力が持続しない

車や自転車を運転中に急な尿意や眠気に襲われて注意力、集中力が持続しないことがあります。大きくなった子宮が膀胱を圧迫して頻尿になったり、ホルモンの影響で寝不足になったりするためです。

臨月の妊婦さんが運転をするリスク④転倒することがある

大きくなったお腹で自転車を運転していると、足元がよく見えないため転倒することがあるかもしれません。お腹を強打すると、切迫早産を起こしたり、最悪の場合は母子ともに危険な状態に陥ることもありえます。転倒には十分注意するようにしましょう。

リエ先生

産婦人科医

車の運転よりも自転車の方が妊婦さんには危ないとされています。自転車は安定性が悪く、事故や転倒の際に直接、運転者の体に影響を与えるからです。お腹が目立つようになれば、自転車の運転はしない方が無難です。

臨月の妊婦さんが運転をするリスク⑤予期せぬ事故に巻き込まれることがある

妊婦さん自身がどれだけ気をつけていても、運転している限り予期せぬ事故に巻き込まれることがあるかもしれません。いきなり車が衝突してくることも考えられます。車や自転車を運転する時は、このようなリスクも少なからずあることを念頭においておきましょう。

(臨月の過ごし方については以下の記事も参考にしてください)