妊娠初期の旅行は大丈夫?車や飛行機での移動の注意点とは?

【医師監修】妊娠が判明し、事前に予約しておいた旅行をキャンセルするかどうか迷っている方もいるかもしれません。妊娠にリスクはつきものですが、妊娠初期における旅行はどこまで大丈夫なのでしょうか。ここでは移動手段別の注意点も交え、妊娠初期での旅行におけるリスクを説明します。

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専門家監修
島袋史
ゆいクリニック(沖縄市)院長。琉球大学医学部卒業。「生まれてからもずっと結ばれていたい」という母と子の想いに応えることが出来るような、祝福に満ちた場を創りたいという想いの下、・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠初期の旅行は控えた方が良い?
  2. 妊娠初期、旅行先で起こる可能性のあるトラブル
  3. 妊娠初期の旅行、乗り物によってリスクはどう変わる?
  4. 妊娠初期の旅行の前に確認すること
  5. 妊娠初期で海外旅行をしても大丈夫?
  6. 妊娠初期、長距離移動で帰省するときは?
  7. 妊娠初期を過ぎたら旅行をしても安心?
  8. 妊娠初期の旅行は必ず主治医に確認を取ろう

妊娠初期の飛行機旅行は避ける方が賢明です。地上を走る車や新幹線と違い飛行機では気圧の変化や離着陸時の振動・衝撃などが妊娠中の体に大きな負担になるからです。また、飛行機の場合、急に体調が悪化してもすぐに降りることが出来ません。長い時間、同じ姿勢で座っていることは静脈血栓症(エコノミー症候群)を起こしやすい要因にもなりますので注意しましょう。

どうしても妊娠初期に飛行機に搭乗しなくてはならない場合には、チケットを取る時点で妊娠中である旨を伝えておきましょう。座席を予約する際には、トイレに行きやすいように通路側を取ると便利です。他にも、飛行機に搭乗する際には客室乗務員の方に妊娠中であることを伝えておくと良いでしょう。

エコノミー症候群の予防法

エコノミー症候群とは、車や新幹線、飛行機などで長時間同じ体制を強いられることで血の塊である血栓ができ、その血栓が血流にのって肺や血管を詰まらせてしまう事を言います。このような状態になると命の危険にもつながってしまいます。

これを防ぐためには、血栓が出来ないように水分をこまめにとったり、体(特に足)を動かすことが大切です。妊娠中の体は通常の時よりも血液が固まりやすくなっています。詰まらなくても妊娠初期の妊婦の人の多くが血栓を持っていることも最近の研究でわかってきています。

島袋史

産婦人科医

おすすめの運動は足首の屈伸運動です。座ったままで簡単にできます。膝を伸ばして、足首を曲げたり、伸ばしたりするとふくらはぎの筋肉をうごかして血液の流れを良くします。

船での旅行の注意点

出典:https://www.pinterest.jp/pin/699324648379228221/

妊娠初期に船で旅行するのも飛行機と同じに避けたいことです。特に長時間、船で揺られることで船酔いもありますし、揺れる衝撃でお腹が張ったりする可能性も高くなります。妊娠初期の体への負担は大きいと言えますね。

海の場合、いつ荒れるのかもわかりませんし、具合が悪くなっても途中で降りることもできません。短時間なら良いのですが長時間の船旅は妊娠初期にはかなりのリスクを伴います。

妊娠初期の移動について、下記の記事も参考にしてみて下さい。

妊娠初期の旅行の前に確認すること

妊娠初期に旅行へ行く時は、どういった服装が適しているのでしょうか?また、妊娠初期に旅行へ行くことになったら、普段旅行するときの持ち物の準備に加え、さらに持っていった方が良い持ち物もあります。

下記の項目を見て、忘れていないか出発前に確認しましょう。ここでは妊娠初期の旅行で準備した方が良いものと、旅行を計画する上でのアドバイスを紹介します。

妊娠初期の旅行での服装は?

妊娠初期は体調の変化が著しい時期です。体を締め付けず、肌に優しい素材の脱ぎ着しやすいものを選ぶと良いでしょう。朝晩の気温の変化にも対応できるように体に羽織るものなどがあると便利です。靴などは履きなれたものを選びましょう。ヒールの高いものは体への負担がかかりますから避けた方が良いですね。

妊娠初期の体に冷えは大敵です。特にお腹や足元が冷えないように気をつけましょう。お腹がしっかり隠れる服や靴下などを履くことで冷えの対策が出来ます。汗をかいたらこまめに着替えることも大事です。

妊娠初期での旅行に持って行った方がいいものは?

妊娠初期の旅行に必要な物があります。それらをまとめてメモなどに書いておきましょう。他にも個人的に必要なものも書いておくと忘れずに済みますね。リストを見ながら忘れ物が無いかをチェックすると良いでしょう。

●母子手帳
●病院での検査結果をコピーしたもの
●病院で処方された薬
●健康保険証
●緊急時の連絡先を書いたメモ

ここであげた項目は、妊娠初期に国内を旅行する場合です。国内であれば、母子健康手帳と健康保険証があれば、旅先の病院でもすぐ診察を受けることができます。この二つは特に忘れることの無いようにしましょう。

スケジュールは余裕を持つ