白いおりものの塊が…！妊娠？または病気？ゼリー状だと注意？体験談も

おりものとは、子宮内膜と子宮頸管からの分泌物や、膣の入り口付近にあるバルトリン腺からの分泌物等で出来ています。おりものには2つの機能があり、細菌が膣から侵入するのを防ぐ「自浄作用」、精子を膣内へスムーズに進入させる「受精の手助け」があります。

2つの機能をちょうど良いタイミングで働かせるために、生理周期や体調によっておりものの色や状態を変化させています。このため、注意して観察すると普段は透明な液体でも、ドロッとしたり量が増えたりしているのですが、白い色のおりものの塊（かたまり）や、ゼリー状のおりものが出た場合は、体調の変化によるものの可能性が高く、注意が必要なのです。

妊娠すると女性ホルモンの分泌が増える影響で水っぽいおりものの量が多くなることがあります（※1）。

妊娠初期の1週目から2週目は乳白色のおりものが確認できるといいます。妊娠初期は自覚症状がない時期なのですが、おりものは既に信号を送っているんですね。着床により増加し始めた卵胞ホルモンの働きで、おりものの色が乳白色になると言われています。

（妊娠初期症状のおりものについては以下の記事も参考にしてみて下さい）

妊娠初期のおりものは、ほとんど無臭かあるいは酸っぱい感じのにおいです。悪臭がある場合は妊娠ではなく病気の可能性が考えられますので、まずはにおいで確認しましょう。

白い色のおりものが固まる、イコール妊娠初期症状ではありません。病気の場合や、生理周期によってもおりものの色が白っぽくなる事があるので、おりもののにおいや基礎体温表などもあわせてチェックしてみてくださいね。

前述の通り、おりものは「自浄作用」と「受精の手助け」という2つの機能を働かせるため、生理周期で色や形状が変化しています。生理周期でもおりものの色が白くなる事があるので、妊娠や病気を疑う前に、自分の周期を確認しましょう。