妊娠初期の旅行は大丈夫?車や飛行機での移動の注意点とは?

【医師監修】妊娠が判明し、事前に予約しておいた旅行をキャンセルするかどうか迷っている方もいるかもしれません。妊娠にリスクはつきものですが、妊娠初期における旅行はどこまで大丈夫なのでしょうか。ここでは移動手段別の注意点も交え、妊娠初期での旅行におけるリスクを説明します。

専門家監修 | 産婦人科医 島袋史
ゆいクリニック(沖縄市)院長。琉球大学医学部卒業。「生まれてからもずっと結ばれていたい」という母と子の想いに応えることが出来るような、祝福に満ちた場を創りたいという想いの下、...
ゆいクリニック(沖縄市)院長。琉球大学医学部卒業。「生まれてからもずっと結ばれていたい」という母と子の想いに応えることが出来るような、祝福に満ちた場を創りたいという想いの下、 ゆいクリニック院長として勤めています。

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目次

  1. 妊娠初期の旅行は控えた方が良い?
  2. 妊娠初期、旅行先で起こる可能性のあるトラブル
  3. 妊娠初期の旅行、乗り物によってリスクはどう変わる?
  4. 妊娠初期の旅行の前に確認すること
  5. 妊娠初期で海外旅行をしても大丈夫?
  6. 妊娠初期、長距離移動で帰省するときは?
  7. 妊娠初期を過ぎたら旅行をしても安心?
  8. 妊娠初期の旅行は必ず主治医に確認を取ろう

妊娠初期の旅行は控えた方が良い?

ずっと前から計画し楽しみにしていた旅行直前、妊娠が判明。こういう場合は、旅行自体を中止した方がいいのか、それともそのまま旅立っても良いのか迷ってしまいますね。また、妊娠初期に何らかの理由で旅行をしなければならなくなり、赤ちゃんに影響がないか不安になってしまうお母さんもいるでしょう。

一般的には、妊娠初期の旅行はなるべく避けた方が良いといわれています。では、妊娠初期の妊婦さんが旅行をするのはなぜリスクが高いのでしょうか?また、車、飛行機、新幹線などの交通手段によって危険度はどのように違うのでしょうか。ここでは、妊娠初期にどうしても旅行をしなければならなくなった時、旅行を計画する上での注意点を説明します。

島袋史

産婦人科医

医師が妊婦健診時点で問題ないと伝えても、旅行中に異常が起こらないと保証する訳ではありません。旅行する場合には親戚のところなど安心できる先で、遠出をあまりしないことがおすすめです。

(妊娠初期の注意点については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠初期の注意点・気をつけること!運動は?食べ物は?体験談多数!
【助産師監修】妊娠初期は流産しやすい?兆候や確率は?出血は危険?

妊娠初期、旅行先で起こる可能性のあるトラブル

「妊娠初期とは具体的にいつまで?」という疑問を持たれた方もいるかもしれません。妊娠初期とは妊娠2ヶ月から4ヶ月の間を指します。週でいうと、妊娠4週目から15週目に当たりますね。

妊娠初期は、お母さんの体が妊娠状態に適応するために少し不安定になります。またこの時期は、赤ちゃんの体の重要な器官や臓器が作られる大事な時期でもあります。ここでは、妊娠初期において旅行をした場合、具体的にどのようなリスクの可能性があるのかを説明します。(※1)

思わぬ病気に感染するリスク

旅行をする場合、車や飛行機、新幹線などの公共機関を使う人もいるでしょう。このような不特定多数の人と接触する場所では、思わぬ病気に感染してしまう危険性があります。実は、妊娠中のお母さんの体の免疫力は普段ほど強くはありません。

特に、妊娠初期にあたる4週~9週目末までは薬の服用に注意が必要とされています。そのため、妊娠している間は病気にならないよう、いつもよりも注意することが大切なのです。

妊娠初期は疲れやすい

妊娠初期には、いろいろな体調の変化を感じる人もいます。お腹の張りやつわり、眠気やだるさを訴える妊婦さんも少なくはありません。妊娠初期に疲れやすくなる原因の一つはホルモンバランスの変化です。プロゲストロンという黄体ホルモンの分泌が増え、体温を上昇させます。そのせいで熱っぽくなり、だるさを感じるのです。

また、お腹の赤ちゃんを育てるめの環境づくりが始まり急激に体が変化しています。そのことも妊娠初期の疲れを感じさせる原因と言えます。旅行中はいつもよりたくさん歩いたり、刺激を受けたりして普段でも疲労が溜まりやすいものです。妊娠初期は、お腹の中で赤ちゃんが育つ環境づくりをするめに、のんびりと体を休める事が大事と言えますね。(※2)

妊娠初期につわりがある妊婦さんも

妊娠初期の症状としてもっともポピュラーなのが「つわり」です。一般的につわりが落ち着くのは妊娠4ヶ月ごろと言われています。ただし、個人差があり、つわりのない人もいれば出産するまでつわりが続く人もいます。せっかく旅行に行ってもつわりの症状が酷ければ楽しむどころではありません。

また、旅行で新幹線や電車などの公共の乗り物を使う場合には周囲の人にも迷惑をかけてしまうかもしれません。つわりで吐き気がするたびに吐いているようでは周りの人に不快感を与えてしまうでしょう。つわりが落ち着くまでは旅行は避けた方が賢明でしょう。



妊娠初期の出血や腹痛に注意

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