妊娠初期の鼻水・鼻づまりは妊娠性鼻炎?症状の特徴と対処法は?
【医師監修】妊娠初期に、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの症状に苦しむことがあります。風邪かな?なんて思っていることが多いですが、これは、妊娠初期症状の妊娠性鼻炎の可能性が高いです。妊娠初期症状で鼻水や鼻づまりが起きる原因を解説し、対処法を紹介します。
妊娠初期の妊娠性鼻炎のくしゃみや鼻水で気をつける事
くしゃみが出やすくなるのが妊娠初期の妊娠性鼻炎の特徴です。ところがくしゃみをしたあとに腹痛になることがあります。子宮が妊娠前よりも重くなっているため、子宮を支える部分が硬くなっていて、そこに力が加わると痛みを感じるのです。
痛みの程度は人によって異なりますが、赤ちゃんがいる部位の近くの痛みなので心配になりますよね。しかし、くしゃみによる痛みというのは筋肉などの痛みによるもので赤ちゃんに影響はありません。
(妊娠初期のくしゃみについては以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠初期の鼻水など妊娠性鼻炎かな、と思ったら
妊娠初期に鼻炎の症状が出るのは、誰にでもあり得ることだということが分かりました。それでは妊娠性鼻炎が起こった時、どのように対処すればいいのでしょうか。いろいろな対処法がありますのでこれからご紹介します。ご自分にあった方法を試してみて妊娠性鼻炎を乗り切ってください。
ハウスダストや花粉を出来るだけ吸わない
妊娠性鼻炎にかかると粘膜が弱ってしまうので、普段では気にならないことにも体が反応します。ほこりアレルギーや花粉症ではなかった女性でも、妊娠で体に変化が起きているのでハウスダストや花粉が影響することがあるのです。これらをできるだけ吸わないようにすることで、妊娠性鼻炎の症状を和らげる効果が期待できます。
外出時にはマスクやめがねを装着し、室内に入る前には衣服を手で払いましょう。洗濯物も取り込む前に軽く払ったり、たたくのがおすすめです。外出後は顔や鼻をしっかり洗いましょう。部屋の掃除はこまめにするのが理想的です。花粉やハウスダストをなるべく吸い込まない環境をつくることが重要になります。
脇の下を圧迫してみる
鼻づまりが起きている鼻の穴の反対のわきの下を圧迫すると鼻水が少し緩和されます。ペットボトルなどを挟んで力を入れてみるとよいでしょう。わきの下の神経を圧迫することで交感神経が刺激を受けて血管が収縮するのです。血管が収縮することで鼻の粘膜の腫れが収まり、鼻づまりが解消されます。
鼻をつまんで息を止める
鼻をつまんで息を止めると鼻づまりや鼻水が楽になります。鼻づまりは奥の粘膜に血がたまって膨らみ、空気の通り道が狭くなることによって起こるのです。息を止めて酸素不足の状態になると、鼻の穴を広げて酸素を取り入れようとします。そのため血管が細くなって鼻づまりがおさまるというわけです。
まず深呼吸をして息を吐きます。次に鼻をつまみ、息を止めて顔を上下に動かしてみてください。苦しくなる手前までがんばってみましょう。これを何回か繰り返すと鼻づまりが解消されます。
鼻を冷やさない
鼻を冷やすと鼻水が出たり鼻づまりになりやすいです。鼻を温めることで妊娠性鼻炎の症状を和らげることができます。鼻の付け根の部分を温めたり、冬はマスクをするだけでも自分の吐く息で鼻が冷えにくいです。気軽にできてお金もかかりませんので、ぜひやってみてください。
いつもマスクをする
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