妊娠初期の鼻水・鼻づまりは妊娠性鼻炎?症状の特徴と対処法は?

【医師監修】妊娠初期に、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの症状に苦しむことがあります。風邪かな?なんて思っていることが多いですが、これは、妊娠初期症状の妊娠性鼻炎の可能性が高いです。妊娠初期症状で鼻水や鼻づまりが起きる原因を解説し、対処法を紹介します。

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専門家監修
増田 陽子
内科医 、救急医。平成22年St. Methew School of Medicine大学医学部卒業 、Larkin Hospital、J.N.F Hospitalにて勤務。日本医師資格に加え、・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠初期の鼻水と鼻づまり
  2. 妊娠初期症状とは
  3. 妊娠初期の鼻水・鼻づまり
  4. 妊娠初期に起きる妊娠性鼻炎とは
  5. 妊娠初期に妊娠性鼻炎はなぜ起きるのか?
  6. 妊娠初期の妊娠性鼻炎と普通の風邪はどう違う?
  7. 妊娠初期の鼻水など妊娠性鼻炎はいつからいつまで続くのか?
  8. 妊娠初期の妊娠性鼻炎のくしゃみや鼻水で気をつける事
  9. 妊娠初期の鼻水など妊娠性鼻炎かな、と思ったら
  10. 妊娠初期の鼻水で病院に行くべき?
  11. 妊娠初期の鼻水で薬は飲んでもいいの?
  12. 花粉症の時期と妊娠が重ならないようにするのも効果的
  13. 妊娠初期の鼻水には体の温度管理が大切
  14. 妊娠初期の鼻水や鼻づまりには

妊娠初期の鼻水と鼻づまり

妊娠中は体の異変や不調がいろいろと現れ、不快になったり気持ちが不安定になるものです。特に妊娠初期には、そうした体や心の変調が多くなります。鼻水や鼻づまりもその中の一つ。息苦しくて口で呼吸を続けたり、ひどい時には鼻水が常に流れてきて集中力がなくなってしまうことも。そこで、妊娠初期の鼻水や鼻づまりの原因や症状、対処法までをご説明します。

妊娠初期症状とは

妊娠初期症状とは、妊娠したことにより起こる体の異変や不調のことです。妊娠初期は誰もが不安を覚え、神経質になってしまう時期になります。妊娠が初めてという女性にとってはなおさら大変です。それでは妊娠初期症状とはどういった症状が出て、いつごろから始まるものなのでしょうか。

妊娠初期症状ではどんな症状が出る?

妊娠初期症状は、いろいろな形で体に表れます。多少の出血、胸が張る、胸が痛くなる、気分が悪くなる…。つわりも妊娠初期症状の中の一つです。人によっては腰痛になったり、おりものが変色する場合もあります。胃、下腹部の痛みや頭痛を抱える人もいるのです。そのほか味覚が変わる、臭いに敏感になる、下痢や頻尿、便秘に悩まされる人もいます。

妊娠初期症状はいつから出る?

妊娠初期症状が現れる時期には個人差があります。一般的には最終の生理予定日から1週間くらい経過した頃から始まることが多いです。これは妊娠5週目くらいにあたります。妊娠2か月目くらいから始まる場合もあり、人によってさまざまです。妊娠初期症状が何も出ないという人もいます。

(妊娠初期症状については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠超初期症状の17の特徴!妊娠の兆候はいつから現れる?
妊娠初期の症状はない場合も?原因は?あった人・なかった人の体験談多数!

妊娠初期の鼻水・鼻づまり

妊娠初期症状の中には普通の風邪とよく似たものがあります。そのため、ただの風邪だと思っていたら妊娠初期症状だったということがよくあるのです。妊娠初期症状の鼻水や鼻づまりは、特に風邪と間違いやすい症状と言えるでしょう。妊娠中に起こる鼻炎は妊娠性鼻炎と呼ばれていて、妊娠初期症状の典型的なものだといえます。

妊娠初期の鼻水・鼻づまりはなぜ起きる?

妊娠初期の鼻水や鼻づまりは、はっきりした原因が分かっていません。有力な説として女性ホルモンの変化や自律神経が乱れていることがあります。女性ホルモンのバランスが崩れることにより、花粉やほこりなどに対して体がアレルギー反応を起こすというものです。

そのため妊娠前からアレルギー性鼻炎などを患っている人は、妊娠初期症状においても妊娠性鼻炎が出てしまう可能性が高いです。女性ホルモンのバランスが崩れてしまうと自律神経も乱れやすくなります。

妊娠初期に起きる妊娠性鼻炎とは