陣痛の始まりには下痢も起こる？痛みの間隔の変化や前兆について解説

臨月前から始まっていることも多い前駆陣痛は、子宮頸管を柔らかくしたりと、身体が出産の準備をしているために起こる症状です。最初は不規則で耐えられる範囲の痛みで強かったり弱かったりと一定ではありません。また、姿勢を変えることで、痛みが治まる場合もあります。以下に主な症状をご紹介します。

●重い生理痛のような痛み
●お腹の張り
●胃痛
●圧迫感

一般的にはすぐに出産へと移行しませんが、そのまま本陣痛になったってしまう場合もあります。また、前駆陣痛自体がなかったという方もいます。

破水とは卵膜が破れ、中の羊水が母体の外へ出てくることです。多くの場合は、子宮が全開大になった時点で破水が起こります。多くは前駆陣痛の後に起きますが、妊娠37週から41週であればいつでも起きる可能性があります。

状態もさらさらと透明だったり、白濁色や生臭い臭いがしたり無臭であったりと個人差があります。黄緑や黄色の場合は、赤ちゃんに異常が生じている可能性があります。すぐに病院を受診しましょう。

（破水については以下の記事も参考にしてみてください）

臨月にはいってからおなかに張りを感じやすくなるのは、子宮の筋肉が収縮しやすくなっているためです。赤ちゃんも大きくなっていますから、窮屈になった子宮の中で動くと、胎動もお母さんには張りのような痛みとして感じることも多いのです。

その為、お腹の張りと陣痛の区別がつきにくかったりする場合もあります。またお腹が張るだけで、前駆陣痛をあまり感じずそのまま本陣痛へと移行する場合もあるので、張りが頻繁に起きるようになったら陣痛の可能性を考えて間隔を計るようしましょう。

出産が近くなると赤ちゃんが下りてくるためです。それまで子宮により圧迫されていた胃腸などが解放されるため、食欲旺盛になりますが、今度は子宮により膀胱が圧迫されることで、トイレが近くなったりします。

胎動には全般的に個人差があります。出産直前まで胎動を感じたという妊婦さんもいますが、臨月に入りそれまで元気に感じていた胎動は落ち着くことが多いでしょう。下に下がってきた赤ちゃんが骨盤の中にすっぽりと収まると、それまで子宮の中で自由に手足や頭を動かしていたのが、窮屈な空間で以前のように動かせなくなるためです。

しかし胎動がまったくなくなることは考えにくいため、安静にしていても長い間まったく胎動を感じられない場合は病院に連絡しましょう。