【助産師監修】妊娠後期につわり?原因や解消法は?症状はいつまで?

【医師監修】妊娠初期に起こりやすい症状として、つわりはとても有名ですね。しかし妊娠後期にも胃もたれや胸やけのような症状が現れることがあり、それは「妊娠後期つわり」といわれています。この記事では妊娠後期つわりに現れやすい症状や、その原因、解消法などを説明しましょう。

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専門家監修
増田陽子
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠後期にもつわりってあるの?
  2. 妊娠後期のつわりの症状とは?
  3. 現れやすい時期とは?いつまで続く?
  4. 妊娠後期のつわり…原因はこれだ!
  5. 妊娠後期のつわり解消法、試してみたいこと
  6. お腹の赤ちゃんへの影響は?
  7. 妊娠後期つわりは、赤ちゃんの成長と共に起きるもの
臨月の吐き気が気持ち悪い!妊娠後期の症状?原因と対策は?

妊娠後期のつわり解消法、試してみたいこと

胸焼けや胃もたれの症状が続くのは辛いですよね。この項目では、妊娠後期つわりの解消法について考えていきます。病院で説明される方法や先輩妊婦さんが試していたものなど、いろいろな解消法があるので試してみてください。

病院などで妊娠後期に説明される方法

出典:https://www.pinterest.jp/pin/845621267516718894/

胃が荒れているため「おかゆ」「うどん」「ヨーグルト」「フルーツ」など、胃に優しく消化のよいものを食べましょう。食材は小さめに切るなど工夫すると、食べやすく消化にもよいです。食事の量も1回に食べる量を減らし、回数を増やして胃の負担を減らしましょう。

空腹になると胃酸がたくさん出て胸焼けを起こします。1日3回だった食事を5~6回に増やしましょう(※1)。しかし体重管理のことも考えて、1日に食べるトータル量は同じくらいにしてください。

食後の体勢も工夫してみましょう。妊娠後期は血液量が増えて貧血が進みます(※2)。また肺も圧迫されて少しのことで息が上がったり、何か動作をすると休憩をとりたくなるはずです。しかし食後すぐに横になると胃酸が逆流し、胸焼けや胃もたれが起きる原因になるのです。食後30分~1時間は楽な姿勢で座ることをおすすめします。

出典:https://www.pinterest.jp/pin/658370039258509178/

妊娠後期になると妊婦帯や腹巻などを使用する人が多いでしょう。これをあまりきつく締めると、余計に症状が悪化してしまいます。体調に合わせて使用方法を考えましょう。特にお腹より上は圧迫しないように気をつけてください。

増田陽子

内科医

またお腹を冷やすのはあまりオススメしませんので、冷たいヨーグルトなどは常温に戻して食べるようにしましょう。

妊娠後期つわり、みんなどんな解消法を試しているの?

先輩妊婦さんに解消法聞くと、上の写真のように食べやすいものや消化にいいものをとっていたといいます。しかし逆に食べやすいからと食べすぎてしまい、余計に胸焼けや胃もたれの原因になったという方もいました。何事もほどほどにすることが重要です。

座る体勢も楽になるようにと背中にクッションを入れたら、それが余計に胃を圧迫したという意見もありました。楽な体勢も人それぞれのようです。他には散歩に出たりブログやインスタグラムなどをしたりして、他のことに意識を集中すると楽だったという意見もありました。

「後悔してもいいから油っこいコロッケサンドなど、食べたいものを食べた」という強者の先輩妊婦さんもいました。食べたいものが食べられないことはストレスを増長させます。どうしても「油っこいものを食べたい!」という方には、昼食に食べることをおすすめします。油を分解する消化酵素を出す肝臓の働きが1番よい時間帯だからです。

(妊娠後期の食事については以下の記事も参考にしてみてください)