【助産師監修】妊娠後期につわり?原因や解消法は?症状はいつまで?
【医師監修】妊娠初期に起こりやすい症状として、つわりはとても有名ですね。しかし妊娠後期にも胃もたれや胸やけのような症状が現れることがあり、それは「妊娠後期つわり」といわれています。この記事では妊娠後期つわりに現れやすい症状や、その原因、解消法などを説明しましょう。
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— りなたす (@6Micro152) September 6, 2017
検診Day😃
体重が1140gで、またまた平均😘
男の子ですね〜(3回目)
もー、分かったよって感じ。笑
28週に入って妊娠後期になって
食べたら胃痛がやばくて
でもお腹すいてるから
食べ… https://t.co/cDFCpNk8er
妊娠8ヵ月目は赤ちゃんの脳を作るために、お母さんよりも赤ちゃんにブドウ糖が送られる時期です。したがってお母さんの食欲が増し、体重が増えやすいといわれています。食べたい気持ちはあるのに気持ち悪くて食べられないなど、辛い時期になるかもしれません。
増田陽子
内科医
妊娠後期のつわりがあまり知られていないのは、つわりだと思わずそのまま症状が良くなり出産してしまう人が多いからです。
(後期つわりが起きやすい時期については以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠後期のつわり…原因はこれだ!
妊娠後期つわりの原因は「妊娠による体の変化」「妊娠によるホルモンの変化」の2つが挙げられます。それぞれの原因を項目ごとに説明しましょう。
妊娠後期の体の変化
妊娠後期に入るとお腹はどんどん大きくなります。赤ちゃんの大きさは1000gを超え、羊水の量も500cc程です。子宮の大きさはお臍の上くらいまでになり、周辺の臓器を圧迫したり押し上げたりしています。
妊娠後期つわりに消化器症状が出やすいのは、この大きくなった子宮に胃が押し上げられるためです。これにより胃もたれや胃痛、ゲップなどの症状が出るといえます。人によっては胃液が胃や食道の粘膜を荒らしてしまい、これが胸焼けの原因となるのです。
ホルモンバランスの変化
妊娠後期に活躍する代表的なホルモンは3種類あります。1つ目はhPL(ヒト胎盤性ラクトゲン)です。これはお母さんの新陳代謝を整え、赤ちゃんへの栄養補給を促進させます。妊娠後期は特に赤ちゃんの脳を発達させる大切な時期なので、妊娠中期以降増加するのです。そのため甘いものが欲しくなったり、食欲が増したりして体重増加の原因にもなります。
2つ目はエストロゲンです。子宮を大きくし、赤ちゃんを保護する働きがあります。他には胸を大きくしたり、肌をキレイにしたりする作用もありますが、出産に向けて筋肉を柔らかくするのです。これが胃の入り口の筋肉を緩めてしまい、胃酸逆流の原因となり、胸焼けや胃もたれのような症状を引き起こすといえます。
3つ目はプロゲステロンです。このホルモンは体温上昇に関係するホルモンで、胎盤が完成する妊娠15週ごろまで上昇した状態が続きます。これにも内蔵の筋肉を緩める作用があるといわれており、妊娠後期つわりの原因に関係しているのです。
(後期つわりの原因については以下の記事も参考にしてみてください)
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