妊娠2ヶ月目!流産リスクは?症状・つわり、気をつけること!

【医師監修】妊娠が分かると、嬉しい反面、今までとは違う体の不調に不安になるのはみんな同じです。妊娠2ヶ月目での流産のリスクはどのくらいあるのでしょうか?妊娠2ヶ月目から気をつけることはあるのでしょうか?つわりはいつ頃から始まるのでしょうか?気になる疑問にお答えします。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. 妊娠2ヶ月目は体の症状や変化はある?
  2. 妊娠2ヶ月から感じる症状にはどのようなものがある?
  3. 妊娠2ヶ月の体の状態
  4. 妊娠2ヶ月でつわりの症状は?
  5. 妊娠がわかった時、気をつける事はある?
  6. 妊娠2ヶ月での出血
  7. 妊娠2ヶ月で流産のリスクはある?
  8. 妊娠2ヶ月だからこそ気をつけること

妊娠中はいずれの時期も出血しやすい状態となっています。特に鮮血の場合は茶色の出血と違ってまさに今出血している可能性があり、リスクが高いです。お腹の赤ちゃんに影響があるようならば早急に対応する必要があります。早めに病院を受診しましょう。

妊娠2ヶ月で流産のリスク【妊娠2ヶ月で流産することはある?】

流産は中々他人に言いたくない経験なので、あまり体験談を聞くことがないかと思います。妊娠中の流産の理由は様々ですが、妊娠初期にあたる22週未満の場合、全妊婦さんの10%~15%の方が自然流産してしまうのです。(※1)

リエ先生

産婦人科医

初期流産の中でも1番多い時期は、妊娠2ヶ月の心拍が確認できるまでの時期です。初期流産は一般的に起こってしまうと止めることはできません。妊娠初期の性器出血の多くは問題がないことが多いですが、出血の量が多い場合や、腹痛を伴う場合には流産の可能性があります。自己判断せず、病院の指示を仰ぎましょう。

妊娠2ヶ月で流産のリスク【妊娠2ヶ月、流産の原因はある?】

流産率は女性の年齢により変化し、20~30代前半では15%前後ですが、35歳で20%になります。(※1)しかし、流産はあなたのせいではありませんし、何かをしたからと言って流産になることはありません。必要以上に怖がらずに、出血や気になることがあれば、早期に病院を受診するようにしましょう。

妊娠2ヶ月で流産のリスク【流産しない為にできることはある?】

自然流産の場合は、防ぎようがありません。しかし、アルコールやタバコなどはお腹の赤ちゃんにとっても、とても悪影響があります。タバコやアルコールを摂取してる妊婦さんは、していない妊婦さんより流産の可能性が2倍~3倍になるのです。妊娠をきっかけに禁煙・禁酒を初めましょう。

(妊娠初期の流産については以下の記事も参考にしてみてください)

早期流産(妊娠初期の流産)とは?原因や確率、予防策は?手術は必要?

妊娠2ヶ月だからこそ気をつけること

妊娠して気をつけることは、食事をバランスよく3食きちんと食べることと体を冷やさないことです。女性は冷え症な方が多いため、いつもより長めの靴下をはいたり、寒い部屋では1枚多めに羽織ったりしましょう。また、下着類は体の締め付けないようなゆったりしたサイズのものに変えるのがおすすすめです。
                                                 妊娠二ヶ月はまだ妊娠初期の為、仕事を続けている方も多いでしょう。また、仕事をしていない方でも、妊娠は体に大きな負担がかかります。周りには妊婦だと分かりにくくてしんどい時期なので、疲れたら休息するなど体調管理には十分気をつけて、つらいときはつらいと周りに助けをもとめましょう。