妊娠初期のつわりや疲れやすさはいつまで?理由と対策は?

【医師監修】妊娠初期に起こるつわり。妊婦さんは「つわりはどんな症状なのか」「いつまで続くんだろう」と不安に感じますよね。ここでは「つわり」を含むいろんな妊娠初期の症状が、いつまで続き、起こる理由、対策もあわせてご紹介します。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. 妊娠初期は体調が変化しやすい
  2. 妊娠初期とはいつからいつまで?
  3. つわりってどんなもの?
  4. これもつわり?つわりの症状はひとつじゃない
  5. 「疲れやすい」も妊娠初期症状⁈
  6. つわりや妊娠初期症状が起こる理由
  7. 妊娠初期症状はいつまで続く?
  8. いつまでも耐えられないときの対処法
  9. いつか終わる「いつかまで」上手につき合おう

いつまでも耐えられないときの対処法【つわりの対策】

吐きつわりは、「悪化させる油っぽいものを控え目にする」「食べれるものを食べる」などの食事メニューで対策しましょう。緩和する効果がある梅干しやショウガを取るのもおすすめです。脱水症状になる恐れがあるため、無理のない範囲で水分も取るようにしましょう。

食べつわりは、空腹を避けることで対策できます。少量を数回に分けて食事をしたり、すぐつまめるものをストックするのもおすすめです。においつわりは、苦手なにおいを避けるに限ります。ご飯の準備を家族にお願いしたり、宅配サービスを利用するのも対策のひとつです。

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眠りつわりは「眠いときに寝る」のが一番です。仕事中は、ストレッチなどで身体を動かしたり、可能であれば仮眠をとるようにしましょう。よだれつわりは、こまめに吐き出すようにしたり、あめ玉をなめることで対策できます。よだれと一緒に水分も失われるので、水分補給するのも忘れないようにしましょう。

いつまでも耐えられないときの対処法【他の妊娠初期症状の対策】

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疲れた時は休みましょう。妊娠初期は身体が大きく変化し、疲れやすい時期です。つらい時は横になりましょう。また貧血の場合もあるため、鉄分を摂るよう心がけるのも良いです。

頭痛は身体の疲れだけでなく、ストレスで発症する場合もあります。音楽を聴いたり、ゆっくりお風呂に入ったりして、リラックスするようにしましょう。熱っぽさを感じた場合はまず風邪などの病気か確認し、妊娠による高温期であれば安静が一番です。

いつまでも耐えられないときの対処法【いつまでも症状が続く場合は】

日常生活に影響が出る場合は、我慢せず病院に行きましょう。「普段通り動けない」と焦って頑張りすぎると、症状が悪化してしまうこともあります。疲れやすい時期に無理することは、妊婦さんと赤ちゃんの負担になりかねません。体調を崩して、発熱や入院なんてことは避けたいですよね。普段通りに動けない自分を責めずに、周りを頼りましょう。

いつまでも耐えられないときの対処法【気にしない】

つわりがつらいと、いつまで続くか気になりますよね。しかし「症状がいつ終わるか」は産婦人科の先生にも、妊婦さん自身もわかりません。気にしすぎてストレスをためてしまうと、つわりが悪化することもあります。無理のない範囲で意識的にストレス解消をして、ためこまないようにしましょう。

いつか終わる「いつかまで」上手につき合おう

つわりの症状や程度は個人差が大きく、すべての妊婦さんに当てはまるわけではありません。色々調べて、心配になる妊婦さんも多いでしょう。また「疲れやすい」「眠い」「熱っぽい」などの不調も重なります。身体が思うように動かないことで、落ち込んだりストレスもたまりがちです。

つわりはいつか終わりが来ます。今はつらくても、赤ちゃんを迎えるために必要な準備期間なのです。周りに助けてもらいながら、赤ちゃんのために乗り越えていきましょう。