着床出血は痛みを伴う?腹痛は危険?生理痛との違いは?

【医師監修】生理前に出血が起きると「着床出血かな?」と思いますよね。その時に腹痛などの痛みを感じる事もあるのですが、この痛みはどのような原因で起きているのでしょうか?腹痛は流産の兆候とも言いますが、流産してしまうのでしょうか?今回は着床出血に伴う症状について解説します。

( 3ページ目 )
Commentator
|
専門家監修
増田陽子
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。・・・
> プロフィール詳細
Contents
目次
  1. 着床出血って?
  2. 着床出血は痛みを伴う?
  3. 着床出血と一緒に腹痛が起きたら?腹痛は危険?
  4. 着床痛と生理痛の違いとは
  5. 着床出血と同時に腹痛を感じた人の体験談
  6. 着床出血に伴う痛みはどうすれば楽になる?
  7. 着床出血中に腹痛などの痛みを感じたら安静に

(着床出血の症状については以下の記事も参考にしてみてください)

着床出血の症状とは?妊娠超初期に起きる?生理との違い9箇所を紹介!

着床出血と同時に腹痛を感じた人の体験談

上記では着床出血と共に発生する痛みに関して解説しました。ここまでの解説を読んで「説明文だけではイメージしづらい」「実際に経験した人の話を聞きたい」と思う人もいるでしょう。そこで以下では、着床時期の実際の体験談をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

痛みの正体は…

女性(妊活中)

30代前半

高温期13日目に腰痛や下腹部痛と共に出血があり、生理がきたんだと思いました。それから出血量が増えて「いつもより量が多い」と感じ、出血から3日目にはタンポンから溢れてしまう程の出血。病院に行くと妊娠反応はあるけどエコーで見えないから化学流産だろうと言われました。

女性(妊活経験有)

40代

長く妊活してきて着床出血が起きたのは初めてのこと。下腹部がチクッとして、腰痛や股関節痛も感じました。

妊娠に対して過敏になっていたのでちょっとした痛みでも大袈裟に痛く感じ、心配して何度も病院に電話して相談。しかし「よくある事だから」となだめられ、その後問題なく生まれてきてくれました。

AKANBO読者

20代後半

いつもの生理で感じていた腹痛や下痢の症状がありましたが、着床出血というものを知らなくて生理が始まったと思っていました。しかし出血量がいつもの半分程度で、おかしいと思い病院へ。「ちょっと早過ぎて確定できないけど妊娠している」と告げられ驚きました。

体験談には残念ながら化学流産となってしまった方もいましたが、腰痛や下腹部痛などの症状を感じてもその後の妊娠の経過に問題はなかったと回答した方の意見が多かったです。

妊娠初期は不安定で、特に病院で胎嚢が確認できる前の時期は日によって症状の差が大きく出ます。「昨日は下腹部痛だったけど今日は腰痛がある」なんて事も。あまり症状に対して過敏になり過ぎないようにしましょう。

着床出血に伴う痛みはどうすれば楽になる?

普段、下腹部痛や腰痛を感じる時は鎮痛剤を飲んだりマッサージを受けたりしますよね?しかしもし妊娠症状による痛みであれば薬の服用や、妊婦に向かないツボを刺激されるかもしれないマッサージは避けたいもの。

このような場合、どのような方法で痛みを和らげるのが良いのでしょうか?下記では先輩妊婦さんが実践した腰痛や下腹部痛に効くおすすめ改善法をご紹介します。皆さんも痛みを感じて悩んだ際は試してみてくださいね。

先輩妊婦さんが紹介!着床出血に伴う痛みへの対処法

出典:https://www.pinterest.jp/pin/445997169355129212/

先輩ママ(妊活経験有)

30代後半

着床出血が出た時に腹痛でしんどかった時期がありました。横になっても痛くて困っていたのですが、市販で売っているレンジで温めるタイプの「へそ灸」を使ったらだいぶ楽になりましたよ。何度も使えるのでおすすめです。

30代前半

先輩ママ(妊活経験有)

妊娠3週ぐらいの超初期でも腰痛を感じました。上の子の妊娠時も腰にばっかり痛みがあったのでそういう体質なのかもしれません。腰痛への対策は前回の妊娠時に使っていたトコちゃんベルトを付けていました。

女性(人工授精経験有)

40代前半

私が一番効果を感じた腹痛改善法は「のの字マッサージ」です。おへそから下の部分を手のひらで優しくクルクルすると温まり、痛みが和らぎました。

妊娠初期は便秘になりやすく、腹痛と思っている痛みの原因は便秘によるものかもしれません。温めすぎは良くないですが、入浴や湯たんぽなどで痛みの箇所を温めて血流や便通を改善するようにしましょう。また腰の痛みにはサポーターやトコちゃんベルトなどの矯正ベルトが効果的です。使用する際はお腹を圧迫し過ぎないように、少し緩めに巻きましょう。

(妊娠初期の痛みの対処法については以下の記事も参考にしてみてください)