【医師監修】人工授精の成功率は?妊娠の確率を上げる方法とは?体験談も!
【産婦人科医監修】人工授精は、人工的に精子を子宮に入れて行う不妊治療の一つです。男性側に原因のある不妊症に効き、自然妊娠に近い治療法ですが、気になるのは人工授精の成功率ですよね。どれだけの確率で妊娠でき、またどうしたら成功率、受精の確率をあげられるのかをご説明します。
人工授精(AIH)とは?
人工授精は男性の精子を採取して女性の子宮内に直接注入し、妊娠確率を高める生殖医療技術です。(※1)「タイミング法を数回試しても成功しない」「夫婦の年齢が30代を過ぎている」などタイミング法で妊娠できる確率が低く、早く不妊治療を進めたほうがよい場合に人工授精が選択されます。
カズヤ先生
産婦人科医
人工授精の良い適応は、子宮頸管因子といって、子宮の入り口から内腔へ精子が侵入しにくい要素がある方に非常に有効な手段となっています。 人工授精は、チューブで直接、子宮の中に精子を送り込む手法で、一般不妊の領域になります。
人工授精の成功率はどれくらい?
何回目の人工授精で妊娠できるのでしょうか?1回の人工授精による妊娠成功確率は約5%程度といわれています。タイミング法の成功率が約3%ですので人工授精の妊娠成功率が特段高いわけではありません。
人工授精は「20代でするのか」「30代でするのか」「40代でするのか」によっても妊娠する確率は変動してきますし「何回目の人工授精か」でも確率は変わります。(※2)そのため、妊娠するまでに人工授精を何回か行うのが一般的です。確率を上げる方法をきちんと実践すれば、成功率について悲観的に考えなくても大丈夫です。
年齢別に人工授精の成功率が違う?
妊娠確率は何歳で人工授精に挑戦するかも関係してきます。成功率は30代前半が多く、30代が妊娠数のピークであることは自然妊娠の場合とほぼ同じです。30代半ばから妊娠数が減少し、40代の妊娠率は大幅に低下し流産率も半数近くになります。
年齢による妊娠確率の具体的な変化は不明です。しかし、絶対数をみても早い時期に人工授精に挑戦するに越したことはないでしょう。42歳くらいが人工授精での妊娠・出産の限界年齢といわれています。ただし、今後の不妊治療の発展でさらに高齢の方でも妊娠に成功する確率が上がってくるかもしれません。
(人工授精については以下の記事も参考にしてみてください)
人工授精は何回すべき?
それでは人工授精は何回すべきなのでしょうか?成功率や費用の面からも考えると悩みますよね。
何回目くらいで妊娠するの?成功率は?
人工授精による妊娠成功率は、ある研究によれば、2回目で62%、3回目で78%、4回目で89%です。失敗が続くと何回目まで続ければいいか不安になるかもしれません。しかし4回目にはかなりの確率で妊娠できるようです。
闇雲に回数を重ねればいい訳ではありません。「女性の年齢」「これまでの治療歴」「不妊原因」などの状況を判断して何回目まで受けるかを決めましょう。
人工授精の挑戦は何回目くらいまでが目安?成功率は変わる?
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