【医師監修】人工授精の成功率は?妊娠の確率を上げる方法とは?体験談も!

【産婦人科医監修】人工授精は、人工的に精子を子宮に入れて行う不妊治療の一つです。男性側に原因のある不妊症に効き、自然妊娠に近い治療法ですが、気になるのは人工授精の成功率ですよね。どれだけの確率で妊娠でき、またどうしたら成功率、受精の確率をあげられるのかをご説明します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 人工授精(AIH)とは?
  2. 人工授精の成功率はどれくらい?
  3. 人工授精は何回すべき?
  4. 人工授精で妊娠の成功率を上げる方法は?
  5. 人工授精で妊娠の確率を上げるには葉酸が効く!
  6. 妊娠確率を上げるためには夫婦の協力が必要

男性の気配りやサポートが人工授精の成功に影響します。まず、人工授精に必要な精液の採取は病院の先生の指示に適切に従いましょう。採精は病院で行うものと自宅で行うものがあります。自宅で行う場合はできるだけ新鮮な精子を持っていけるように、採精する時間に気を配りましょう。病院で行う場合には採精方法などを事前に聞いて心の準備をしておきましょう。


次に、男性も葉酸を摂取するようにしましょう。ある研究では葉酸が女性だけでなく男性にも効き妊娠成功率を高めることが示されました。葉酸の摂取量により精子の染色体異常の発生率が下がることも示されています。

カズヤ先生

産婦人科医

人工授精の場合、効果的な精子を注入するためにも、予定日の前は2〜5日ほどの禁欲期間を設けていただくことが多いです。 精子の量、濃度、運動率などが低いと男性因子が原因で不妊症になることもありますので、乏精子症など、場合によっては漢方療法で男性側の治療を行うこともあります。

妊娠成功率や、年齢別の確率に囚われず、前向きな妊活を!

人工授精の妊娠成功率について説明してきましたが、あくまで一般的な確率論にすぎません。何より大事なのは夫婦で協力して前向きに妊活に取り組むことです。不妊治療は大変ですが、その大変さも夫婦で分かちあいながら協力して妊娠できるといいですね。