妊娠初期にげっぷが多い原因は?つわりと関係が?症状と対処法!
【医師監修】妊娠初期に急にげっぷが出始めて戸惑っている妊婦さんも多いはずです。げっぷもつわりの1つですが、どうして妊娠するとげっぷが出るのでしょうか。今回は妊娠初期に起こるげっぷの原因とその症状、そして対処法についてをご紹介します。
げっぷがおさまる時期には個人差があります。一般的につわり症状の多くは妊娠15〜16週頃には落ち着きはじめるため、その頃にげっぷの症状がなくなる方もいるようです。
ただし、中には産後すぐまで続いたという妊婦さんもいるので、一概にはいつまでと断言できません。げっぷを完全にとめることは難しいですが、症状を和らげる対処法はあります。手く付き合っていく工夫をしてみましょう。
症状がひどいようならば医療機関の受診を

あまりにげっぷの頻度が多くて、食事や水分をまともに摂取することが難しい妊婦さんもいます。そのような妊婦さんの場合、母体はもちろんのこと、胎内の赤ちゃんにも栄養分が行き渡りません。重篤な症状になる可能性もあるので、悩まずにすみやかに医療機関を受診するようにしましょう。
妊娠初期のげっぷが起きたときの対処法

妊娠初期はもちろん、妊娠超初期のつわり症状で起きたげっぷは完全になくすことはできません。しかし、その症状を和らげる対処法がいくつかあります。げっぷの回数を減らすには、極力胃腸に負担を軽減してあげたり、自律神経が乱れないように少しでも整えてあげることが大切です。
妊娠初期のげっぷが起きたときの対処法【刺激物を控える】

刺激物といえば「辛いもの」ですが「酸っぱいもの」「油分を多く含んだ嗜好品」なども含まれます。これらの食べ物は胃に刺激をあたえるため負担になるとともに、胃酸が出やすくなるのです。
胃酸が出やすくなることによりガスが発生し、げっぷやおならが出やすくなります。こういった刺激物の摂取は控えて、なるべく消化のよいものを選んで食べるようにしましょう(※2)。
渡邉恵里
小児科医
げっぷが多い時は、炭酸飲料は控えた方がいいでしょう。
妊娠初期のげっぷが起きたときの対処法【消化のよいものや食物繊維を摂取】
胃腸機能が低下している妊娠期は、なるべく胃に負担をかけないようにすることを第一に考えて食事を摂取しましょう。消化が良くて、やわらかい食べ物は消化吸収がしやすいです。ヨーグルトやチーズなど乳酸菌が多く含まれた食品を摂取すると、消化の手伝いをしてくれて腸内環境の改善にもつながります。ぜひ積極的に食べるようにしてください。
食物繊維が多く含まれた食品も、便秘になりやすい妊娠期は排便を促してくれる効果があります。それによってげっぷやおならのもととなる体内のガスを溜め込まないようにしてくれるので、食物繊維も積極的に摂取してみるとよいでしょう。
妊娠初期のげっぷが起きたときの対処法【食べ過ぎは禁物】
つわりによるげっぷで食欲がないという妊婦さんも多いことでしょう。その場合、体調が少しずつよくなったとしても、できれば大量に食べることは控えてください。胃腸が驚いてしまうだけでなく、反動で体重が急激に増えてしまう可能性もあります。

少しずつ、ゆっくり食事をすることを心がけましょう。ゆっくり食事をすることで、空気を一緒に飲み込むことを防ぐことができます。少量の食事を複数回に分けてとるようにすることも有効です(※2)。
また妊娠中に太りすぎてしまうと、産道を狭めてしまい、難産になってしまうかもしれません。妊娠中は体重管理をストレスがたまらない程度に行うようにするとよいでしょう。
(妊娠中の食べ物については以下の記事も参考にしてみてください)
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