職人気質とは？職人気質の人の特徴・性格・長所＆短所！向いている仕事も！

「職人気質」。読み方は「しょくにんきしつ」ではなく「しょくにんかたぎ」です。読んで字のごとく、職人のような気質の性格という意味があります。

自分の技術に自信を持ち、自身を誇りに思い、安易なことでは絶対に妥協しない性格です。決して目の前の欲に囚われて、目的を見失うことはありません。意志が強く頑固なイメージでもありますね。

「自分」という理想像を決して曲げないのですから、素晴らしいことなのですが、これはこれで損することもありそうですね。今回は職人気質の特徴や、性格・心理、長所＆短所や上手な付き合い方、向いてる仕事やあるあるエピソードなどをご紹介します。

職人気質な性格の特徴をご紹介します。特徴から、職人気質の性格や共通点などが見えてきますよ。

職人気質な性格の最大の特徴と言っても過言ではないのが「抜群の集中力」です。職人気質だと興味のあり方が極端で、興味のあるものはとことん集中して追求できますが、ないものには全く関心が持てません。興味のあるものには長時間集中することができます。

物事を成し遂げるには集中力や行動力は欠かせません。そういった意味では非常に優れた才能でもあるのです。

1つのことに長時間集中し、なかなか結果が出せない中でも諦めずに努力を継続できる性格です。通常は諦めたり投げ出したりしてしまいそうな苦労でも、1度やると決めたらやり通せるほど根気強く行動を起こせるのです。

これは仕事に限ったことではなく、趣味など日常生活においても同じで、どんな困難があろうとも芯を曲げないのですが、興味のない分野ではこの長所は活かせないことが多いことも特徴です。

職人気質な性格だと、自分を曲げたり、相手に合わせたりすることが苦手なので、当然人付き合いも苦手だという人も多いです。だからと言って、人が嫌いなわけではありません。

職人気質な性格の人は、自分とは世代も考え方も違う「異文化交流」のような、柔軟性が必要になる付き合い方には向かない傾向があります。

職人気質な性格の人は、自分自身や仕事に対して異常なまでのこだわりを見せ、完璧なものを作り上げます。それがゆえ、他人に仕事で指図されたり、口出しされることを非常に嫌う特徴があります。マイナス評価はともかく、アドバイスなども嫌います。

また自分が認めている相手からの評価は受け入れることは出来ますが、それ以外の人に評価されても「自分ほど完璧に出来ない人に評価されるのは、かえって迷惑だ」「私を評価するほどの技術がないのに失礼だ」と気を悪くする難しさもあります。

社会にいると、本当の自分の考えや感情を押し殺さなくてはならない場面がたくさん出てきます。職人気質な人は、嘘がつけない真っすぐな性格です。正直なので、誠実だと思われて信頼も得られますが、相手に言わなくても良いことでもストレートに言ってしまうような言動で、誤解されることもあります。